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外国アニメ放映禁止へ [アニメ]

香港の新聞・東方日報が伝えたところによると、中国のテレビ放送において、ゴールデンタイム(17:00~21:00)の間に外国製アニメの放映を禁止する見通しとなったという。これは、国内製作アニメの振興をねらうものであり、アニメキャラクターの関連商品の販売も規制される可能性もあるという。(いつから実施するのかは未定とのこと)

中国では、2000年からテレビ局が放映するアニメ番組は、6割を国内製作にすることを義務づけているが、殆どのテレビ局ではこれが守られていないので、より強固な措置に出たものと見られている。しかし、世界貿易機関協定違反の疑いもあり、また、9月開園予定の香港ディズニーランドの客足減少にもつながりかねないとの指摘もある。

さすがは中国である。やってくれます。今だに一党独裁をつづけていて、更にその支配を強めようという姿を晒している。こういうことで放送番組の規制を行うということは、文民統制の強化でしかない。時代錯誤したやり方でしかない。そもそも、2000年の規制策が殆ど守られていないということは、国産アニメが面白くないことであり、外国製アニメの方が面白く、かつ、一般人民から支持されているということである。

しかも、キャラクター関連商品の販売規制を行えば、それでなくても問題となっている海賊版商品を更に蔓延らせる要因となるのは明らかである。(ここでも中国のやり方が国際感覚からずれていることを露呈している。)

国内で何を放送しようが、最終的にはその国の自由ではあるが、自国産業の保護のための馬鹿げた規制は海賊版へと人々を導くことになる。(これが狙いであれば、中国は反社会的国家ということになる。)ゴチャゴチャと御託を並べるのであれば、人気作品の模倣ではないオリジナル作品で、面白いアニメ、国際的に支持されるようなアニメを製作してもらいたいものである。



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