何で起訴猶予なの？ [不祥事]
大阪市北区の複合施設「大阪アメニティパーク」（OAP）のマンションの土壌汚染事件で、大阪地検は、宅地建物取引業法違反（重要事項の不告知）容疑で書類送検された三菱地所社長、三菱マテリアル会長ら当時の両社幹部計10人と、法人としての両社を起訴猶予処分にした。
この処置は、三菱地所社長、三菱マテリアル会長が今月下旬に引責辞任すること、マンション住民との補償交渉が成立したことが考慮されてのことだと思われるが、本当にそれだけなのだろうか。（疑惑を持ってしまう。）
この事件は、大企業の経営トップが関与していた事件として悪質なものであったことが判明している。何らかの刑事処分が行われて当然であり、起訴猶予だなんて、何を甘いことをしているのだ。（会社のトップが引責辞任したら、それで終わりという風潮が根付くことになり、今後も同様の企業犯罪が発生することに道を付けてしまうだけである。）
こういうことだから、検察にしても国民から信頼が得られないのである。（それとも、国防産業に関わっている三菱グループが背後から手を回したのか。→こういう疑いを持たれてしまうのも、検察の態度が甘いからである。）