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戦隊回顧録24 [特撮研究]

戦隊の変身アイテムについて語っているが、今回は携帯電話型変身アイテムを持つ戦隊について。

ここに該当するのは、ガオレンジャーと現役のマジレンジャーである。尚、メガレンジーの第六の戦士・メガシルバーの変身アイテム(ケイタイザー)もこちらに該当するので、簡単に触れることにする。

携帯電話ということで、いずれもが通信機能を備えている。この方が、トランシーバータイプのような専用通信機と比べると実用性は高いといえるが、キャリアはどこの会社なのでしょうか?自前で基地局を設けるなんて、とても実現は出来ません。また、マジピンク・小津芳香のようなタイプだったら、通常時は個人の携帯電話として使っていることが考えられ、いざという時の緊急連絡に使えない可能性もある。ということから、形は携帯電話であるが、普通の携帯電話としての機能は省略されていて、仲間同士の通信がおまけで出来る、と考えた方が合理的に思われる。

メガレンジャー(メガシルバー)。五人は携帯電話型ではなくシングルブレスである。(「戦隊回顧録22」を参照されたし。)本作が放送された1997年~1998年頃の携帯電話と言えば、ストレート型の全盛期であり、画面もまだモノクロでサイズも大きくなく、携帯サイトというものもまだ無いという時代である。ということで、オーソドックスな携帯電話がベースになっていて、フリップスタイルのアイテムであり、その名をケイタイザーという。当時としたら、ごく一般的な携帯電話ということになる。他の五人と比べると、一歩時代を進んでいたということになるのだろうが、デジタイザーの機能を限定した廉価版という印象がぬぐい捨てられない。

ガオレンジャー。名前はGフォン。(第六の戦士・ガオシルバーのものは、Gブレスフォンといい、型が違っている。)Jフォン(現・ボーダーフォン)と混乱しそうな名称であったと思ったら、2005年夏モデルとして、ボーダーフォンから「着ぐるみ携帯」というものが出ることになった(V501T、V501SH)が、まさにそういったイメージがある。携帯電話としたら、当時では主流の座を奪おうとしていた二つ折りタイプに該当し、デザイン、色については色々と議論があるが、取り立てて変なものではない、ごく普通の携帯電話と言える。

マジレンジャー。現役・マジレンメンバーが持つのはマージフォンと言う名前の携帯電話で、二つ折りタイプのよくある携帯電話に見えるが、二つ折りではなく、ディスプレイ部がさらに反転する三つ折り構造になっている所が目新しい。今後、携帯電話端末の小型化が進めば、受話で使うマイクとスピーカーの位置配置が近くなってしまうが、それを解決する一つのアイデアともいえる。「仮面ライダー555」で、カイザの携帯電話がスライドタイプのギミックを使用していたが、その後、実際にスライドタイプのギミックを持つ携帯電話端末がリリースされていることを考えたら、来年には三つ折りタイプも登場するかもしれない。

次回は、残っている戦隊についてとりあげる予定。



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