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戦隊回顧録26 [特撮研究]

前回の予告通り、今回からは戦隊の長官にスポットを当てていくことにする。

戦隊メンバーは基本的に人間であるが、長官は人間とは限らない。大別すると、地球人異星人ロボットその他ということになる。が、これは戦隊組織の構成に大いに影響されていて、ミリタリー戦隊では人間、私的戦隊ではロボットやその他というのが目立ってくる。(これは根本に関わることだから仕方ないというか、当然である。)また、中には「長官」と呼べる存在の無い戦隊もあるが、後見人や知識人という立場で辛うじて相当する人物がいるので、それを無理矢理「長官」と呼ぶことにした。

更に、戦隊創設時には人間が長官としていたものの、最初の敵襲で死んでしまい、長い戦いの中ではロボットがその役割を務める戦隊もある。(これはロボットに加えることにした。)では、この4分類に歴代のどの戦隊が属することになるのかを記す。

長官が地球人の戦隊は、ゴレンジャー、ジャッカー、バトルフィーバーJ、サンバルカン、ゴーグルⅤ、ダイナマン、マスクマン、ターボレンジャー、ジェットマン、ジュウレンジャー、ダイレンジャー、カクレンジャー、オーレンジャー、メガレンジャー、ゴーゴーファイブ、ガオレンジャー、ハリケンジャー、アバレンジャー、という名前が挙げられる。(但し、カクレンジャー、アバレンジャーは形式的な長官的立場の人間がいたというだけ、ハリケンジャーは敵襲からは動物(ハムスター)に姿を変えていた。)

長官が異星人の戦隊は、チェンジマン、カーレンジャー、デカレンジャーが含まれる。

長官がロボットの戦隊は、デンジマン、バイオマン、フラッシュマン、ライブマン、ファイブマン、タイムレンジャーがある。

長官がその他となる戦隊は、ギンガマン、マジレンジャーというファンタジー戦隊に限られる。

とにかく、「地球人」が長官という戦隊が多いが、最近の戦隊では、その存在が不確かな戦隊、地球人以外の戦隊というのが増えている。物語的には「地球文明」の進化により異文化の取り込みが進んでいる、と解釈するのがいいだろうが、別の見方をすれば、1年間という長丁場のスケジュールを押さえることの出来る中堅俳優がいなくなったということでもある。

また、長官といえば男性ばかりであったが、ジェットマンで初の女性長官が誕生し、ガオレンジャーでも女性長官となっている。尚、ジェットマン以前でも、ロボット長官の戦隊では、女性の声という長官ロボットが存在するが、ロボットに性別を問うても意味がないので、ここでは「地球人」に関してのみ性別を扱うことにする。

次回からは、4つに分けたそれぞれについてより詳しく述べていくことにする。(順番からすれば「地球人」から着手するのが順当な所だろうが、それに逆らって、現役・マジレンジャーを含む「その他」から取り上げる予定である。)



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