ダイナマイト男・病院に現る [事件]
和歌山県御坊市で、これまたお騒がせな男が現れた。診察を受けた病院の治療に腹を立て、受診した病院の敷地内でダイナマイト25本などを所持していたとして、薬類取締法違反（所持）の現行犯で逮捕された。（無職の70才の男）
供述で、この容疑者は「希望した注射を打ってもらえず、納得がいかなかった。場合によっては病院を爆破するつもりだった」としているという。また、ダイナマイトについては、「建設関係の仕事をしていたときに使っていたものを持ってきた」と供述していて、警察がさらに追及しているという。この男は、ダイナマイトはビニール袋に入れて手に持ち、雷管は近くに駐車していた車に置いていた。
それにしても、建設関係の現場のダイナマイトの管理というのはどうなっていたのであろうか。「持ってきた」なんてことを言っているというとなると、多数のダイナマイトが作業に使われずに紛失している可能性がある。そうなると、裏の世界に回り、犯罪に使われる可能性がある。この男を問題にするのは当然だが、ダイナマイトを扱っている建設業者のダイナマイトの管理は十分なものとなっているのか。全国に手を回して、どうなっているのかを現状を十分に調査してもらいたいものである。