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太陽系第10番惑星発見 [科学/技術]

NASAが、太陽系で10番目となる新たな惑星を発見したと発表した。この惑星は、冥王星や海王星の軌道より外側で、氷の塊が集まったカイパーベルトと呼ばれる帯の中にあり、冥王星より大きい(1.5倍)とみられるという。尚、名称は現時点では未決定であり、決定してから発表するという。

以前から、10番目の惑星の話は何度も出て、その都度否定されていたということもあって、素直に「はい、そうですか」といかないようになっている。この発見が事実と確認されれば、1930年の冥王星の発見以来の新惑星の発見となる。

この星は、太陽からの距離が約97天文単位(太陽~地球間の平均距離を「1」とした距離の単位で、1天文単位は約1.5億km、単位を記号で表すと「AU」(正確には、1AU=149597870km))ということでその動きが確認できず、大きさとデータを再分析したことから惑星という結論が出された。また、冥王星の1.5倍ということは、赤道半径は1500kmを越えたぐらいというとになり、この大きさは地球の1/4ということになる。また、冥王星の太陽からの平均距離は約40AU(最大でも約53AU)ということなので、太陽系の惑星が存在する範囲(距離)が一気に倍以上に広がったことになる。

それにしても、数光年の距離に惑星を発見したということをはじめ、新たな新星を発見したとか、今回の新惑星というように、本当にここの所の天文界は新発見が相次いでいる。観察系の機器の性能向上やデータ分析能力が向上したことがその要因となっているとは分かるが、実物を撮影した天文写真を拝みたいところである。



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