SSブログ

戦隊回顧録31 [特撮研究]

戦隊長官の「地球人」長官の第2回となる今回は、職業軍人である長官について。これに該当するのは、ゴレンジャー、ジャッカー、バトルフィーバーJ、サンバルカン、ジェットマン、オーレンジャーの6つの戦隊である。尚、この中でジェットマンは初の女性長官となった。(後にガオレンジャーも女性だったため、現在では唯一ではなくなっている。)

共通しているのは、戦隊の基になった組織が軍関係ということから、規律を重視すること、確かな判断能力を持っていること、責任感が強く、強い使命感をもっていること、戦隊メンバーに対して熱い信頼感をもっていることなど、人格者であり、強い意志をもっていることである。

ここに分類される戦隊は初期戦隊が多いが、これは宇宙人との交流が進んだことや技術の進歩によって民間(私的組織)でも敵の襲撃に対抗できる戦闘能力を持つことが可能になったということなのでしょうね。

ゴレンジャー。組織はイーグル日本支部で、司令官は職業軍人である江戸川権八。が、カモフラージュのために、普段はスナック「ゴン」のマスターという姿でいる。敵・黒十字軍に何度か正体を見破られそうになることがあったが、その度に切り抜けており、この点では敵を欺き通すことに成功した名指揮官である。本作が元祖戦隊ということもあり、このパターンは後の作品群にも引き継がれることが多かった。(全ての戦隊で引き継がれた訳ではなく、正体が敵に分かってしまった戦隊もある。)

ジャッカー。組織は国際科学特捜隊日本支部であり、サイボーグ手術の権威でもある鯨井大介が長官を務めていて、ジャッカーの隊長を務めている。通称ジョーカーと言い、黄色い衣装が特徴である。後半、ジャッカー行動隊長・番場荘吉(ビッグワン)の登場により出番が減ったのが残念であった。

バトルフィーバーJ。組織は国防省で、最高幹部である倉間鉄山が組織して隊長を務める。鉄山は国防省では「将軍」という肩書きを持っている。剣道を中心とした総合格闘技「一光流」の達人でもあり、武士道精神を持つ男であり、見るからに職業軍人という感じの男である。

サンバルカン。組織は地球平和守備隊で、その長官である嵐山大三郎が勤める。ロボット工学の権威でもあり、数々のメカやバル戦闘強化服の開発を行った。普段はスナックサファリのマスターとしてカモフラージュしている。尚、彼はデンジ星人に関する知識を持っていて、前作「デンジマン」との連続した世界を広げることになった本作では、へドリアン女王とともにキーポイントとなるキャラクタになった。

ジェットマン。地球防衛の任務を背負ったスカイフォースが組織の基になっていて、小田切綾が長官を務める。本作登場時点では、戦隊初の女性長官であった。(後にガオレンジャーが女性長官であったが、この長官は巫女・テトムということで、現代人ということに絞ると、戦隊唯一の女性長官ということはまだ守っている。)ジェットマンを組織しようとした時に、敵・バイラムの襲撃を受けたアース・シップにいたレッド(レッドホーク)・天堂竜と共に生き延びることになったが、この二人を除いてアース・シップは全滅していることから、修羅場を生き抜いたことから、行動力は高い。

オーレンジャー。組織は国際空軍(U.A.)で、その三浦参謀長が提唱したことから彼が長官を務める。超古代のパワーである「超力」を彼が発見し、それを元にして超古代文明と現代文明を融合させて各種メカやロボの開発を行っている。

次回は「科学者(博士)」が長官の戦隊の予定。



共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。