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ピアノマンは芝居 [時事ネタ]

今年の4月にイギリスの海岸で保護され、謎のピアノマンとして世界的に話題になった男性について、医師らを「かついでいた」ということが判明した。この男性は今月19日、看護婦から「今日は話してくれるの」と問い掛けられると「イエス」と答え、病院関係者を驚かせたが、その後医師らに自分がドイツ人であることを打ち明け、ドイツに帰ったという。

結局、一連の騒動は嘘で、芝居だったということであった。となると、目的は何だったのだろうか。(何とかと言った映画の宣伝だったのか?)いずれにしてもこのつけは大きいものとなる。今まで施設にいた滞在費や治療費について、おそらくこれらの費用を請求されることになるだろう。場合によっては詐欺罪が適用されるという可能性も否定できない。

この男性はパリで働いていたが、職を失い、高速列車ユーロスターで英国入りし、イギリス南東部ケント州の海岸で保護された際は自殺しようとしていたと話し、渡された紙にグランドピアノの絵を描いたのは「最初に頭に浮かんだから」と説明したという。

第一報が届いた時はそうでもなかったが、時間が経過すると共に次第に怪しさを漂わせるようになったために、これまで取り上げることをしなかった。こういう話題に飛びつくのがゴシップ誌の類であり、日本のマスコミは見事に釣り上げられてしまった。ということで、日本のマスコミは世界で見るとその程度のものであったということである。

まあ、ニュースの何でもが「ワイドショー」を構成するためにそれぞれが面白おかしく脚色され、全体をまとめて一つのエンタテイメントのように扱われる日本の報道界の現状を考えたら、それはそれでよかったのかもしれないが...



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