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BJ ~人形と警官 [アニメ]

OP主題歌のゲストキャラは3度目の登場の如月先生。(これでローテーションが3回りした。)今回の物語の原作は「人形と警官」で、改題はなかった。

くそ真面目というか、お堅いというか、異常者というか、正義感が強いというか、純粋であるというか、そんな警官・鈴田の物語。ところで、現代では、信号機のある(ちゃんと動作している)交差点で交通整理を行うようなことがあるのだろうか、という疑問が生じるが、それは置いておくことにする。(一応、今回の物語は、現代ではなく、原作漫画の執筆時(またはそれ以前)の物語と解釈する。)で、ツッコミどころ満載であった。

交通整理をしている鈴田によって信号無視として検挙され、反則切符を切られたBJ。だが彼は、デートで彼女が7分遅刻、3回目で遅刻の常習犯と言ったり、食事中に4回こぼした、なんて小言を口にしてふられてしまうお堅い警官。そんな彼が道中に立っている警官の人形に心を許し、人形の世話をするようになる。→お堅い警官はけっこういるものであるが、人形の世話をするようになると、ちょっと異常と言ってもおかしくないでも、こういう所は現代社会では数多いとも言える。

警官人形に悪戯書きがされると、鈴田は人形の世話(=手入れ)をする。再び悪戯をされて倒されている人形を見た彼はカンカンに。その足で交通整理の仕事を始めるが、人形が気になって上の空状態。で、交通整理でミスをする。指示に従わない車に注意しようとすると、それはBJの車。「ケガした時に無料で治すから大目に見てほしい」と訴えるBJ。(これはBJではよくあるパターンです。)しかし鈴田は「買収か」と怒り出す。→本当にお堅い警官だ。でも、正義感の固まりでもある。こんな警官が現代にいるだろうか?

が、道路が混乱したため、BJを見逃す。その後人形の所に向かうと、首を切られてボロボロにされていた。この日以来、彼は非番の日は人形に悪戯をする輩を捕まえようと張り込みを始める。→こうなると、もはや異常者と言える。近所の人たちから通報されても知りませんよ~。

そんなある日、3人組が人形を殴ったり蹴ったりする現場を目撃し、逃げる男たちを追いかける。(職務に忠実と言うか、くそまじめというか...)が、トラックの積み荷が崩れ、その下敷きになってしまい、病院に搬送される。重傷の彼が持っていたメモにBJの名前があったことからBJがオペを(ただで)行うことになる。→BJは自分が口にしたことはしっかりと守ります。

原作漫画が書かれた時であれば、「失いかけていた人情物語」ということになるだろうが、それから約30年が経過した現代では「異常者の溺愛物語」になってしまう。同じことでも時代によっては全く違った解釈が出来てしまう、ということを痛感させてくれるエピソードであった。



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