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プレジャーボートと消火器にリサイクル制度導入へ [時事ネタ]

現在はリサイクル制度がない繊維強化プラスチック(FRP)を使ったレジャー用小型船舶(プレジャーボート)と、有害物質を含んでいる消火器について、それぞれリサイクル制度を始めると、環境省と国交省が発表した。

FRPはガラス繊維や炭素繊維をプラスチックの中に分散させた素材であるため、軽量だが強度が高く、日常生活に深いところでは、浴槽や浄化槽という住宅設備などで使われている。それだけに、プレジャーボートはゴミとしたら大型であり、素材が丈夫なことからリサイクルされていなかった。リサイクル制度を確立させると、FRPは中間業者が破砕してセメント材料に利用するという。

まずは、プレジャーボートの多い岡山、広島、福岡など西瀬戸内海と北部九州の10県で11月から先行導入し、3年以内に全国展開するとしている。廃棄する時、3~25万円のリサイクル料金で船の所有者から日本舟艇工業会のリサイクルセンターが引き取り、中間業者に処理を任せるという。

一方、消火器のリサイクル制度は、今年度中にスタートさせるとしていて、日本消火器工業会に加盟するメーカーなどが使用済み消火器を2000円程度で引き取り、鉄くずや消火剤などにリサイクルするとしている。

いずれにしても、リサイクルという制度を確立すると言うことは資源を大事にするということからも重要なことである。ただ、気になることもある。それはリサイクル料金についてである。リサイクルという新しいサイクルを動かしていくためには費用が発生するのし当然のことであるが、あまりにもこれが高くなると、不法投棄という問題が生じる。と言って、安くすると費用を賄うことが出来なくなり、制度を崩壊させてしまうことになる。販売時にリサイクル料金を徴収しておくという方法もあるが、これについてはじっくりと考えてもらい、それから制度を導入させないと意味がない。(当然、啓蒙活動にも力を入れなければならない。)既に確立している他のリサイクル制度を参考にして、特定業者が儲かるというのではない永続性のある制度を確立してもらいたいものである。



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