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堺・スポーツクラブの異臭騒ぎ [時事ネタ]

11日11時ごろ、大阪府堺市の複合商業施設「ベルマージュ堺」(JR阪和線堺市駅に隣接している)に入っているフィットネスクラブから「機械室で異臭が発生し、作業していた女性従業員が体調不良を訴えている」と119番があった。

これは、女性従業員(33)が、プールの消毒用の薬剤と、清掃用の薬剤を誤って混ぜたために塩素ガスが大量に発生したものであった。で、この女性従業員が呼吸困難になっており、他にも4階に入居している飲食店の男性店長(45)ら4人も目の痛みなどを訴え、これら5人は病院に運ばれた。(幸い、全員意識があり軽症であった。)

また、臭気排出のため、この商業施設の利用客ら約250人を一時避難させ、約2時間半も施設が閉鎖されるという騒ぎになった。(この施設は、1F~3Fがスーパー、4Fにテナントが入っていて、スポーツクラブや飲食店がある。)

警察によると、女性従業員は水泳コーチであり、プールの消毒や洗浄のために3F機械室のタンクに薬品を入れる作業中、殺菌用の次亜塩素酸溶液と洗浄用のポリ塩化アルミニウムを誤って混合したため、塩素ガスが発生し、ダクトから4Fに拡散したと見ている。

清掃用の薬剤に関しては、家庭用洗剤でも組み合わせによっては塩素が発生するため、混合使用を行わないように注意していると共に、薬剤使用には十分注意をするように促されている。家庭用とフィットネスクラブではその規模が異なるため、このような注意は頭に入っていて当然であるが、そういう危険がある薬剤を扱う時には十分な配慮が必要であるため、作業を行った者の責任が問われるのは当然である。また、フィットネスクラブに対しては、誤って使用することを防ぐように薬剤を管理する責任があるが、そこに問題があったからこういう事態が発生したのである。そのため、フィットネスクラブの責任も問われる。(業務上過失傷害罪というところですね。)

とにかく、最近では危険が身の回りにあることをあまりにも忘れてしまっているとしか言いようがない。こんな世の中でいいのであろうか...?(こういうことにも自己防衛出来るように備えておかなければならなくなると、たいへんである。)



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