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DEBBIE GIBSON『OUT OF THE BLUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼女のデヴュー・アルバムである。当時の彼女はまだ16才ということで、アイドルのように見られているが、アーティストとしての実力も兼ね備えていて、ヒットを記録したことから彗星のように現れた'80's後半の希望の星へとなった。それにしても、聴きやすいポップスなので、安心して聴くことが出来ます。

まずはアルバム・タイトル・チューンの『Out Of The Blue』の登場であるが、良質のポップスであり、'80'sポップスの王道を行くサウンドである。当時、ガールズ・ポップスは百花繚乱の状態であったが、確かな歌唱力とセンスの良さから、広く支持されたというのも納得できる。続く『Staying Together』はちょっとビートの利いたアップ・テンポな一曲であるが、楽しいサウンドであり、心地よく思えるナンバーである。続く『Only In My Dreams』も良質のポップ・ナンバーである。

次の『Foolish Beat』は、スローなバラード調のナンバーとなり、しんみりと歌い上げている彼女のボーカルがなかなか魅力的な一曲、テンポのよいイントロから始まる『Red Hot』はメロディアスなポップ・ナンバー、『Wake Up To Love』も典型的な'80'sポップスで楽しくなる一曲である。続く『Shake Your Love』も同様の一曲で、気分はポップスのベスト盤を聴いているような感じになってくる。

すっかり'80'sポップスに浸っていることになっているが、更に曲は続き、『Fallen Angel』はスケール感の大きなポップ・ナンバーで、彼女のボーカルが光っている一曲、続く『Play The Field』はテンポの良いポップ・チューンであり、実に小気味が良い。そして、ラストを飾る『Between The Lines』はスロー・テンポなボーカル・ナンバーであり、歌唱力のあるところを見せてくれる一曲である。

文化的には本アルバムがリリースされる前年の1985年に頂点を迎えることになる'80's文化であるが、良質のアルバムはその後でもやはり出てくるものである。本アルバムは'80'sポップスを楽しむには欠かすことの出来ない一枚であり、本アルバムからは5曲のシングル・ヒットが出ていることから、ベスト盤的な要素もあるので、必聴の一枚である。また、若い世代の才能のある人は突然現れるということも感じることが出来、彼女の登場の仕方についても'80'sのサウンド・シーンを語る上でも、彼女は重要な一人であり、こういうところも'80'sなのである。

 

Out of the Blue

Out of the Blue

  • アーティスト: Debbie Gibson
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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コメント 1

りょんりょん

これ、初めて買った輸入盤のCDなんですよ。懐かしいです。
by りょんりょん (2005-12-26 21:24) 

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