SSブログ

BON JOVI『SLIPPERY WHEN WET』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表されたものであり、彼らの出世作でもある大ヒットアルバムである。全米No.1に輝いただけでなく、1987年のBillboard年間アルバム・チャートで堂々の1位を獲得したロック史に残る一枚である。(レギュラー・チャートでも、1週No.1に輝いた後、12週ぶりにNo.1に返り咲き、そこから7週連続1位を獲得した。)これによってトップ・アーティストの仲間入りを果たし、それ以降の活躍は記さなくてもお分かりいただいているであろう。聴きやすいハード・ロック・ナンバーが集まっているだけでなく、それぞれの楽曲の完成度も高く、ご機嫌となる名盤である。

まずは『Let It Rock』で興奮のサウンド・ショーが始まる。ミディアム・テンポであるが、パワフルなサウンドが繰り広げられるハード・ロック・ナンバーである。続く『You Give Love A Bad Name』はシングル・チャートでも1位(1週)を獲得した大ヒット曲であり、シャウトで始まるイントロからグイグイと引っ張っていってくれるナイス・チューンである。続く『Livin' On A Prayer』はあまりにも有名な大ヒット曲であり、この曲も全米No.1の座を獲得(4週)し、1987年のBillboard年間シングル・チャートでも10位に輝いている。この曲は日本ではCMにも使われたことから、何も語らなくてもご存知であろう。(彼らの代表曲でもある。)

続く『Social Disease』はミディアム・テンポでややポップのテイストのあるロック・ナンバーであり、実に聴きやすい一曲である。続く『Wanted Dead Or Alive』はアコースティック・サウンドを前面に押し出した一曲で、この後ハード・ロックの世界では美しいバラードやアコースティック系サウンドの曲が幅を利かせるようになったが、その先駆けとなった一曲である。(Billboardのレギュラー・チャートでは最高位7位、1987年の年間シングル・チャートでも74位に食い込んだスマッシュ・ヒット曲でもある。)続く『Raise Your Hands』は唸るギターのイントロで始まるテンポの良いハード・ナンバーであるが、ジョンの圧倒的なボーカルを堪能できるナイス・チューンである。

続く『Without Love』はミディアム・テンポのロック・ナンバーであるが、ポップのエッセンスの利いた聴きやすい一曲、続く『I'd Die For You』はパワフルでスケールの大きいロック・チューンであり、ご機嫌な一曲、続く『Never Say Goodbye』は美しいバラード・ナンバーであり、じっくりと聴かせてくれると共に、とてもいい雰囲気を醸し出していて、ここからラストを飾る『Wild In The Streets』にバトンを渡してくれる。この曲はテンポのいい一曲であり、ロックはロックであるが、ボーカル色が強く、ジョンの圧倒的なボーカルが印象に残る一曲である。

'80'sになってハード・ロックが「ヘビーメタル」という呼称で新たな展開を見せてくれることになったが、'80'sも中盤になると、やはり新しい力が出てくるものである。そんな新たな旗手として彼らが本アルバムをひっさげて大ヒットを放ったのは実に新鮮でもあった。ハード・ロックがお好きな方では本アルバムを知らなければモグリである、と言っても良い名盤である。また、ハード・ロックをこれから聴こうという方に入門用としてもいい聴きやすいアルバムでもある。とにかく、聴いてもらいたい名盤である。

 

Slippery When Wet

Slippery When Wet

  • アーティスト: Bon Jovi
  • 出版社/メーカー: Mercury / Universal
  • 発売日: 1999/02/09
  • メディア: CD


コメント(1)  トラックバック(0) 

コメント 1

Samansa.

コンニチハ☆⌒(*^∇゜)v
Bonjoviも来日公演ありますよねぇ~?
余裕あったら行きたかったけど無理だなぁ~・・・

サンガの2006年の背番号が決定したみたいですねぇ~・・・
あんまり去年と変わってないけど・・・
三上選手と鷲田選手の背番号には当分違和感があるかも・・・ 
by Samansa. (2006-01-25 16:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。