Black Jack21 ~#11:黒い医者の宿命 [アニメ]
アメリカに渡ったBJは、ドクター・ジョルジュに会うためにカナダへということで、前回のラストでは鉄道に乗ったBJでしたが、今回の移動は車で行っている。レンタカーなのか、それとも購入したのかは分かりませんが、無難な移動方法です。(でも、車の傷み具合を考えると、中古車を購入したという所でしょうか。)今回の原作は「弁があった!」ということになっているが、それ以上に、キリコが絡んでくる物語となっている。で、BGMはカナダということでオスカー・ピーターソンの「トレイル・オブ・ドリームズ~新カナダ組曲」としてみました。
BJがやってきたのは、カナダのレイジ・レイク湖畔だった。そこは白鳥がたくさんいる湖であった。(おそらく、有名なレイク・ルイーズを元にしているのでしょうね。)湖畔にはドクター・ジョルジュが住むコテージがあり、そこに近づこうとするBJだったが、ライフルを構えるジョルジュの娘・ユリがライフルを発砲して威嚇する。ユリはBJを兄と勘違いして追い返そうとしたのだった。兄ではないと分かったら、ユリはBJをコテージに招く。BJはユリに尋ねると、ユリの兄は父を殺そうとしており、兄を父に近づけないようにしているのだった。また、ユリはBJのことを知っていて、父を助けて欲しいと頼む。で、ジョルジュの元に案内されるBJ。が、そこにいたのは高度な先端医療機器が繋がれているジョルジュだった。BJは縦隔気胸と診断するが、ユリの兄も縦隔気胸と診断して手術を試みたが、穴が見つからず、さじを投げたと言うことだった。BJは、このままでは危険だと言うことと、どうしても聴きたいことがあるということで、ジョルジュの手術を決める。
その頃、別の車に乗った一人の男がコテージに近づいていた。そんなこととは知らずに、ユリはピノコに兄の話をする。兄は父をとても尊敬していたが、戦争から帰ってくると人が変わっていて、治らない患者を楽に死なせる方法を考えるようになったという。で、ピノコは「その人?」と言うが、ピノコにもユリの兄というのが分かったようです。更に父との仲は悪くなっていった。そういう話をしていると、その兄がユリとピノコの前に現れる。
BJは手術の準備ということでジョルジュを検査していた。が「余計なことはしないでもらおうか、ブラック・ジャック!」とライフルを突きつけられる。その男はドクター・キリコであった。で、キリコはドクター・ジョルジュの息子だった。で、ジョルジュを助けることで対立する二人。で、「親父はフェニックス病だ」と告げるキリコ。これにBJが反応し、キリコを問いつめる。何故その名前を知っているのか、ドクターは組織で何をやっていたのか。
で、例の写真を見せるBJだったが、その写真のことは何もキリコは知らなかった。しかし、プロジェクトのことに関して知っていることを語る。プロジェクトは「永遠の命を手に入れる研究」だった。で、このプロジェクトは研究の途中である病を生み出し、それがフェニックス病だという。ということで「永遠の命」という手塚作品ではあの作品に繋がることになりました。(その他でも「銀河鉄道999」の機械の体というのも思い出します。)
「命の尊厳」を考えるキリコは思いを口にするが、ジョルジュとの間で対立する。また、ジョルジュはBJのことを「間くんの...」ということで、知っていた。→ここまでの繋がりになると、何となく組織がBJを消そうとした理由も分かってきました。
BJは聴きたいこと、組織とは、ノワール・プロジェクトとは?と尋ねる。「あれは人類の挑戦だ、非力な我々の抵抗なのだ」とジョルジュ。が、昏睡状態になり、ジョルジュは危険な状態になる。「手術を始める」とBJはキリコを助手にして手術を開始する。
「少しでも手こずるようならば、俺は自分のやり方で親父を楽にしてやるからな」とキリコも自分のスタイルをしっかりとアピールしているが、やはりBJとキリコはこういう部分がないと... (尚、ピノコとユリは居間にいて、手術からは外されていた。でも、これもしっかりとサイド・ストーリーへと引っ張っている。)
穴を発見できないBJ、「何度もやったぞ」とキリコ。が、水を使って穴を捜すことを思いつくBJ。そして気管の裏側、正面からは見えないところに穴を発見したBJ。しかもそれは弁になっていた。で、直ぐに処置を始めるBJ。助かると思ったBJだったが、心拍数の異常の警報音がする。が、それはキリコが、BJが穴を発見する前に毒を注入したことによるものだった。中和剤を投与したBJは、一旦停止した心臓に刺激を与えて蘇生させようとする。で、奇跡的に心臓が動き出す。が、麻酔はまだ覚めないのにジョルジュは意識が戻り、キリコの名を口にする。そして直ぐに全ての機能が低下しはじめる。「これがフェニックス病だ」とキリコ。そして、結局ジョルジュは帰らぬ人となってしまう。(「21」になってからは次々と人が死んでいますけど...)
翌日、BJはユリから、ジョルジュが当時使っていた国境近くの研究施設に行けば、何か手がかりがあると思う、と言い、その鍵を受け取る。そして、来るまでその場所に向かうが...
で、ここはカナダであり、「国境近くの」といえば、これは当然、アメリカとの国境ということになる。また、次回のサブタイトルは「オーロラの彼方に」というものである。ということで、BJが向かったのはアラスカとの国境に近いカナダの北部ということですね。
- アーティスト: オスカー・ピーターソン&ミシェル・ルグラン, ウルフ・ワケニウス, ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセン, マーティン・ドゥルー, ザ・ミシェル・ルグラン・ストリングス
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2000/10/25
- メディア: CD
↓本作品の現在の主題歌
Destiny-太陽の花-/恋水-tears of love-(DVD付)
- アーティスト: 島谷ひとみ, 六ツ見純代, 柳沢英樹, 宮崎歩, 宮崎道
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: CD
Destiny-太陽の花-/恋水-tears of love-
- アーティスト: 島谷ひとみ, 六ツ見純代, 柳沢英樹, 宮崎歩, 宮崎道
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2006/06/21
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↓カナダということで
LET’S GO USA〈2 1992~1993春〉フロリダ・南部・五大湖・大平原
- 作者: ハーバードスチューデントエイジェンシーズ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 1992/08
- メディア: 単行本
カヌーでめぐる湖〈2〉65歳から日本の湖とカナダの湖をツーリング
- 作者: 岡田 明彦
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
カナダ西部―カナディアン・ロッキーとバンクーバー〈2006~2007年版〉
- 作者:
- 出版社/メーカー: ダイヤモンドビッグ社
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- メディア: 単行本
↓やっぱりこれを。
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