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TINA TURNER『PRIVATE DANCER』 [音楽(洋楽)]

 表題のアルバムは1984年に発表されたもので、大ヒットを記録したアルバムである。彼女は'60'sの時代から活躍しているアーティストであるが、'80'sになると既に忘れ去られたような存在になっていた。そんな彼女は本アルバムによって第一線に復活したという記念碑的なアルバムであり、時代に残る名アルバムである。本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートでは最高位3位を記録すると共に、1984年の年間アルバム・チャートでは39位、翌1985年の年間アルバム・チャートでは5位というように、ロング・ヒットを記録している。

収録されている曲は以下の10曲である。(最近は、これに7曲のボーナス・トラックが追加されたリマスター盤がリリースされているが、筆者が所有しているのはそれがリリースされる前のものなので、全10曲である。)『I Might Have Been Queen』『What's Love Got To Do With It』『Show Some Respect』『I Can't Stand The Rain』『Private Dancer』『Let's Stay Together』『Better Be Good To Me』『Steel Claw』『Help!』『1984』。

この中では、何と言っても彼女を復活させることになった『What's Love Got To Do With It』である。ソウルフルに熱唱するこの曲は大ヒットを記録して、3週連続No.1の座を獲得すると共に、1984年のBillboard年間シングル・チャートでも2位を獲得する大ヒットとなった。そして、その勢いに乗って『Better Be Good To Me』も最高位5位、1985年のBillboard年間シングル・チャートで59位にランクインした。(尚、本アルバムには収録されていないが、映画「マッドマックス サンダードーム」(1985年、ジョージ・ミラー、ジョージ・オーグルビー監督、メル・ギブソン主演)に出演すると共に、この主題歌を歌い、この曲が1985年の年間シングル・チャートの57位(最高位2位)を記録している。)その他、BEATLESのカヴァー(『Help!』ということは直ぐに気づくでしょう...)、DAVID BOWIEの曲(『1984』)まで取り上げていて、かつてのスターが低迷していたことが信じられないような充実ぶりである。

ということで、本アルバムは、まさに生まれ変わったTINAの持ち味がフルに出ているアルバムであり、奇跡の復活を遂げることになったアルバムであり、彼女のキャリアを語る上でも重要なアルバムである。また、その髪型から「ライオン丸おばさん」と言われるようにもなり、新たなファンを獲得することになったアルバムである。'80'sにその名を刻み込んだ名盤の一つであり、じっくりと聴き込みたくなるアルバムである。尚、彼女についてもっと知りたいという方は、映画「TINA ティナ」をご覧になるといいでしょう。 

 

Private Dancer

Private Dancer

  • アーティスト: Tina Turner
  • 出版社/メーカー: JVC
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓7曲のボーナス・トラック入りはこちら

Private Dancer: Centenary

Private Dancer: Centenary

  • アーティスト: Tina Turner
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2000/03/14
  • メディア: CD

↓映画「TINA ティナ」

TINA ティナ

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD


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