SSブログ

ANDY GIBB『SHADOW DANCING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼の最高傑作と言われているアルバム(2nd.アルバム)である。この年の彼の活躍は目覚ましく、BEE GEESとしても大ヒットを放ち、ソロとしても大ヒットを放つという八面六臂の大活躍をした年でもある。(1978年のBillboard年間シングル・チャートでは、彼のソロが2曲、BEE GEESも2曲の合計4曲がTOP 10にランクインしている。)本アルバムは「SATURDAY NIGHT FEVER」のヒットの中、リリースされたもので、発売時期の関係もあって、同年の年間アルバム・チャートでは71位であるものの、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録している。

収録されているのは以下の全10曲である。『Shadow Dancing』『Why』『Fool For A Night』『An Everlasting Love』『(Our Love) Don't Throw It All Away』『One More Look At The Night』『Melody』『I Go For You』『Good Feeling』『Waiting For You』。

この中では、1978年のBillboard年間シングル・チャートで堂々の1位に輝いた『Shadow Dancing』(レギュラー・チャートでは7週連続1位を獲得した。)と『An Everlasting Love』(1978年の年間シングル・チャートでは45位、レギュラー・チャートでは最高位5位)というビッグ・ヒットが生まれているが、それ以外の曲もクオリティが高く、捨て曲なしの傑作アルバムである。サウンドは、時勢を反映していて、ディスコ調となっているが、それでいて聴かせる曲はたっぷりと聴かせてくれるボーカルを披露している。(特に、『(Our Love) Don't Throw It All Away』は秀逸である。)

それにしても、本アルバムのような素晴らしい作品を残したアーティストが若くして他界してしまうのはどういうことなのだろうか。(何故か、音楽史に残る「傑作」を発表したアーティストはこういう傾向がある。(だからといって、早死にしなかったアーティストの作品は「傑作」ではないということではありません。))が、彼の残した素晴らしいサウンドはしっかりと語り継がれている。特に『Shadow Dancing』は'70'sを代表する名曲であり、発表から四半世紀以上が経過した現在でも全く色褪せてはいない。本アルバムが発表された1978年と言えば、まさに「ディスコ・ブーム」の到来によってサウンドはディスコ調一辺倒になっていくが、当時のサウンドはディスコ・サウンドだけではない、という所をしっかりと確認できる。ディスコ・サウンドがお好きな方だけでなく、特に(男性)ボーカルがお好きな方は、本アルバムは聴いておかなければならないアルバムである。

 

Shadow Dancing

Shadow Dancing

  • アーティスト: Andy Gibb
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1998/01/13
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。