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JOHN FOGERTY『CENTERFIELD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたものであり、彼の3rd.ソロ・アルバムである。CCRで長いキャリアがある彼であるが、ソロになってもストレートで正直なロック・サウンドを奏でているアルバムである。が、アメリカの日常をそのまま表現したものであり、アメリカでは大ヒットを記録したが、それ以外では大きく売れることはなかった。(まあ、日本で言えば「演歌」といったことになるのでしょう。アメリカ人の心には受け入れられるアメリカン・ロックアルバムである。)また、全米No.1の座を獲得するというヒットにもなった。(Billboard誌で1週だけ1位の座を獲得した。)1985年の年間アルバム・チャートでも11位にランクインしている。

収録されているのは以下の全9曲である。『The Old Man Down The Road』『Rock And Roll Girls』『Big Train (From Memphis)』『I Saw It On T.V.』『Mr. Greed』『Searchlight』『Centerfield』『I Can't Help Myself』『Vanz Kant Danz』。

この中からは、何と言ってもアルバム・タイトル・ナンバーである『Centerfield』が秀逸である。とにかく、アメリカの広大な大地の香りがするサウンドであり、とても聴きやすいサウンドである。(が、日本では広く受け入れられるようなものではない。)また、『Rock And Roll Girls』や『I Can't Help Myself』もお薦め曲ということでピックアップしておく。

ごく普通の、平凡であるがしっかりと大地に根ざしたアメリカの日常風景を表現している彼のサウンドは、あの名曲『Have You Ever Seen The Rain』に繋がる優しさや懐かしさもあり、普通は当たり前すぎて表には出てきそうもないごく普通のアメリカの日常を語りかけてくれる。'80'sの中期の作品であるが、何処彼処に'70'sのテイストも感じることが出来るアルバムであり、幅広い方に聴いてもらいたいアルバムである。

 

Centerfield

Centerfield

  • アーティスト: John Fogerty
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2001/04/24
  • メディア: CD


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