SSブログ

LEO SAYER『THE VERY BEST OF LEO SAYER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2000年にリリースされたベスト盤である。選曲は1974年から1982年に発表された曲であり、'70'sサウンドが中心になっている。当然の如く、彼が放った全米o.1ソングも収録されている彼の軌跡をまとめたベスト盤である。サウンドの方は、基本的にはポップス路線であるが、'70'sの流行りのサウンドから、じっくりと聴かせてくれるボーカル・ナンバーまであり、こういう所は「集大成」という「ベスト盤」の役割をしっかりと果たしている。

収録されている曲は以下の全16曲であり、たっぷりと彼のボーカルを堪能することが出来る。『Show Must Go On』『Giving It All Away』『One Man Band』『Long Tall Glasses』『Moonlighting』『You Make Me Feel Like Dancing』『When I Need You』『How Much Love』『Endless Flight』『Thunder In My Heart』『Easy To Love』『Raining In My Heart』『I Can't Stop Loving You (Though I Try)』『Living In A Fantasy』『More Than I Can Say』『Have You Ever Been In Love?』。

全米No.1ソングは『You Make Me Feel Like Dancing』と『When I Need You』であるが、コレラは共に1977年のことで、前者が1977年のBillboard年間シングル・チャートの13位、後者が同年の年間シングル・チャートの24位にランクインしている。尚、2曲ともレギュラー・チャートで1位の座を獲得したのは1週間である。(1977年はのべで30曲(内2曲はNo.1に返り咲きを果たしている)ものNo.1ソングが生まれていて、実にめまぐるしくチャートが動いた年である。)前者は、当時流行の兆しがあったディスコ調のサウンドの一曲で、この後に映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒットと共に世界的なディスコ・サウンドのブームが起こることになる。(半歩時代をリードしていたと言うことになります。)

この他にも数多くのヒット曲があり、'70'sの後半では、米英で大人気を集めていた曲が続く。筆者のお薦め曲は、No,1ヒットの2曲以外の曲では、『Show Must Go On』『More Than I Can Say』『Moonlighting』『I Can't Stop Loving You (Though I Try)』『Have You Ever Been In Love?』という所をピックアップしておくが、ベスト盤ということで、全ての曲が素晴らしい曲である。

本ベスト盤には、'80'sになってからの曲も収録されているが、彼の全盛期は'70's後半であり、新しい時代である'80'sのサウンドには今ひとつ付いていくことが出来なかった彼であるが、'70's(後半)では大いなる光を放っていた存在である。'70'sポップスがお好きな方はもとより、'80'sポップスがお好きな方、更にはボーカルがお好きな方にお薦めしたいベスト盤である。尚、彼について知りたいという方には実に美味しいベスト盤であることは言うまでもない。

 

The Very Best of Leo Sayer

The Very Best of Leo Sayer

  • アーティスト: Leo Sayer
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2000/02/15
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

LAKESIDE『FANTASTIC V..LAUREN WOOD『LAUREN W.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。