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STING『THE DREAM OF THE BLUE TURTLES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたSTINGの1st.ソロ・アルバムである。STINGと言えばPOLICEのメンバーとして'80'sには偉大なアルバム「SYNCHRONICITY」を発表しているが、そのPOLICEが解散状態にある中、初のソロ・アルバムを発表したが、POLICEのシンプルなサウンドとはまた違い、ジャジーなテイストに満ちたアルバムが本アルバムである。本アルバムはジャジーなテイストに満ちているが、完全なジャズに染まったものではなく、ポップなサウンドと融合させて、洗練されたスマートさを持ち合わせている。で、本アルバムは評判が良く、Billboardのアルバム・チャートで最高位2位を記録しただけでなく、1985年の年間アルバム・チャートでは50位、翌1986年の年間アルバム・チャートでは33位にランクインするというようなロングセラーとなった。

収録曲は以下の全10曲である。『If You Love Somebody Set Them Free』『Love Is The Seventh Wave』『Russians』『Children's Crusade』『Shadows In The Rain』『We Work The Black Seam』『Consider Me Gone』『Dream Of The Blue Turtles』『Moon Over Bourbon Street』『Fortress Around Your Heart』。

この中からは2曲のシングルが全米TOP 10入りをするヒットとなっている。まずは『If You Love Somebody Set Them Free』が最高位3位を獲得するヒットとなり、1985年のBillboard年間シングル・チャートでも55位にランクインしており、『Fortress Around Your Heart』が最高位8位、同年の年間シングル・チャートで95位にランクインしている。ソロとしていきなりヒットを放ったこと、また、これらの曲はPOLICEのサウンドとは全く違うジャジーなテイストということで、STINGの才能が高く評価されることになった。(当然の如く、お薦め曲である。)

それ以外の曲のお薦め曲は『Love Is The Seventh Wave』『Dream Of The Blue Turtles』『Moon Over Bourbon Street』といった所をピックアップしておく。それにしても、ポップなサウンドにジャズが融合させるということで、本アルバムに参加しているのはバリバリのジャズ畑で音楽活動をしてきた人たちばかりを集め、全く新しい世界を構築することに成功している。が、ジャズといってもポップなものに仕上がっているので、肩肘を張ったりすることなく聴くことが出来るものである。

グループで歴史に残る大傑作を発表してから僅か2年で、彼はソロとして、またも大傑作を発表したことになったが、ここから彼の伝説は新たなページを突き進んでいくことになるのである。'80'sサウンドを語る上では欠かすことの出来ないビッグ・ネームであるSTINGであるが、本アルバムはそんな彼のソロ・アルバムの中でも傑作中の傑作である。じっくりと聴き込みましょう。

 

The Dream of the Blue Turtles

The Dream of the Blue Turtles

  • アーティスト: Sting
  • 出版社/メーカー: Polygram International
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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