WEST SIDE STORY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題のアルバムは、大ヒットを記録した1961年の映画「ウエストサイド物語」のサントラ盤である。このアルバムは、大ヒットを記録し、Billboardのアルバム・チャートにおいて不滅の大記録を持っているアルバムとしても有名なアルバムである。何せ、1位を通算で54週間にわたって獲得しているのである。(但し、当時のアルバム・チャートはモノラルとステレオに別れていて、それぞれで1位を獲得しており、その通算が54週というのである。それを考えたら少しはマイナスを考慮する必要があるかも知れないが、不滅の大記録なのである。尚、1954年以前の現在と少し異なるチャートまで含めると、本アルバム以上に1位を獲得したアルバム(オリジナルキャスト盤の「南太平洋」が69週1位を獲得している。)今回は、2004年にリマスターされたものということで、収録曲は、ボーナス・トラックが追加された全19曲のものを取り上げている。
映画の方は、ロバート・ワイズ監督、ナタリー・ウッドとリチャード・ベイマーの主演で、共演者はジョージ・チャキリス、リタ・モレノ、ラス・タンブリン、タッカー・スミス、デヴィッド・ウィンターズ、トニー・モルデンテ、サイモン・オークランド、ジョン・アスティン、ネッド・グラスといった名前が並ぶ。また、この名曲はレオナルド・バーンスタインによるものである。(この辺りもあまりにも有名なので、記す必要は無いでしょうが...)
物語は、いちいち説明の必要は無いだろうが、簡単に言えば、「ロミオとジュリエット」の構図をニューヨークの下町ウエストサイドのスラム街に置き、イタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団との間で起こる抗争とその中で芽生える愛と悲劇を描いたもので、ミュージカル作品である。また、アカデミー賞を10部門にわたって獲得した不滅の名作でもある。
収録曲は以下の通りである。『Overture [Instrumental]』『Prologue』『Jet Song』『Something's Coming』『Dance At The Gym』『Maria』『America』『Tonight』『Gee, Officer Krupke!』『Intermission Music[Instrumental]』『I Feel Pretty』『One Hand, One Heart』『Quintet』『Rumble』『Somewhere』『Cool』『Boy Like That/I Have A Love』『Finale』『End Credits』。
あまりにも有名な曲ばかりなので、どの曲をお薦めということはここでは述べないが、ボーナス・トラックとして追加された曲をはじめ、リマスターされたことによってサウンド・クオリティの方も一段と奥行き感が増し、本アルバムの奥深さが出るようになった。これによって、『Maria』『Tonight』などのじっくりと聴かせてくれる曲も一段と感情豊かなものとなっている。
本アルバムはあまりにも有名なものであり、超ベストセラーであるので、誰もが耳にしたことはあるだろうが、そんな中でも本リマスター盤は、クオリティ・アップとボーナス・トラックがあるため、必聴の一枚である。そして、改めて映画の方もご覧戴くのがよろしいかと...
West Side Story (Original Soundtrack Recording)
- アーティスト: Leonard Bernstein, Johnny Green, West Side Story Orchestra, Betty Wand, George Chakiris, Jim Bryant, Joanne Miya, Marni Nixon, Natalie Wood, Russ Tamblyn
- 出版社/メーカー: Columbia
- 発売日: 2004/05/18
- メディア: CD
↓こちらはその前から出ているものです。(上:UK盤、下:US盤)
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