BACK TO THE FUTURE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題のアルバムは、大ヒットを記録した1985年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のサントラ盤である。大ヒットしたことから、映画の方はPART3まで製作されたというのはご存知の通りである。（映画の方は、あまりにも有名であるので、語ることは不必要であろう。）が、簡単に触れると、ロバート・ゼメキス監督、音楽はアラン・シルヴェストリが担当し、主演はマイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローバー、ウェンディ・ジョー・スパーバー、マーク・マクルーア、クローディア・ウェルズ、トーマス・F・ウィルソンらが共演している。
物語は、友人の科学者ドクの作ったタイムマシン（デロリアン）に誤って乗ってしまった高校生マーティが30年前の世界へタイムトリップをしてしまい、そこで高校生だった両親と出会い、母に惚れられてしまったマーティ。これによって歴史が変わってきてしまって... コメディ要素がたっぷりありながらも、細かいところまで様々な伏線が用意されており、さらに小道具の隅々にまで非常に凝っているSFファンタジー・コメディである。
尚、主題歌であるHUEY LEWIS & THE NEWSの『Power Of Love』は2週連続で全米No.1の座を獲得する大ヒットとなり、1985年のBillboard年間シングル・チャートでも15位にランクインしている。また、'50'sの大ヒット曲『Johnny B. Goode』をマイケル・J・フォックスがプレイしてカヴァーしているのをはじめ、'50'sの雰囲気に満ちたものであり、オールディーズ・ファンにも嬉しいものである。
収録曲は以下の全10曲である。『Power Of Love』『Time Bomb Town』『Back To The Future』『Heaven Is One Step Away』『Back In Time』『Back To The Future Overture』『Wallflower (Dance With Me Henry)』『Night Train』『Earth Angel』『Johnny B. Goode』。
本作品は'80'sも中期の作品であり、この時期であれば、ビッグ・ネームのアーティストが参集したオムニバス形式のサントラ盤が幅を利かせて大ヒットを記録していたが、本サントラ盤はそういう形のサントラ盤ではなく、主題歌と挿入曲（カヴァー曲）とインスト・ナンバーという構成の従来の形のサントラ盤である。そのため、本サントラ盤がヒット・チャートを華々しく賑わすということは無かったが、映画の方があまりにも大ヒットを記録したために、主題歌やテーマ曲はあまりにも有名になってしまい、誰もが必ず耳にしていることでしょう。で、本サントラ盤は誰もが聴いたことがある気になっているが、実際には聴いたことがないという方が多いのもまた事実である。一度じっくりと聴いてみることをお勧めしたいサントラ盤である。
Back To The Future: Music From The Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: MCA
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: DVD
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