TWO OF A KIND(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題のサントラ盤は1983年の映画「セカンド・チャンス」のサントラ盤である。この映画は、「グリース」以来のJ.トラボルタとO.ニュートンジョンの顔合わせによるファンタジック・ラブ・ロマンスである。が、本作の評価は散々たるものであり、ゴールデン・ラズベリー賞のワースト作品賞他4部門にノミネートされる(受賞はいずれもしなかった)ということになった。監督はジョン・ハーツフェルド、音楽はパトリック・ウィリアムズ、オリビアとトラボルタ以外の出演者は、チャールズ・ダーニング、オリヴァー・リード、ビアトリス・ストレイト、スキャットマン・クローザース、アーニー・ハドソン、キャシー・ベイツといった名前が並んでいる。(結構、豪華な顔ぶれである。)
映画の方はコケたものの、サントラ盤の方は充実していて、この頃から有名アーティストたちが集結するサントラ盤というのがヒットするようになったが、本作はそんな時流に乗ったサントラ盤でもある。(但し、「フラッシュダンス」にはヒットの規模、セールスもとても及ばなかった。)
収録曲は以下の全10曲である。『Twist Of Fate』『Take A Chance』『It's Gonna Be Special』『Catch 22 (2 Steps Forward, 2 Steps Back)』『Shaking You』『Livin' In Desperate Times』『Perfect One』『Ask The Lonely』『Prima Donna』『Night Music』。
この中では、OLIVIA NEWTON-JOHNの『Twist Of Fate』がBillboardシングル・チャートで最高位5位を記録し、1984年の年間シングル・チャートで42位にランクインするというヒットになっているが、そのオリビアとトラボルタのデュエットである『Take A Chance』、A.O.R.界の大御所BOZ SCAGGESの歌う『Perfect One』は秀作である。デビッド・フォスターが7曲をプロデュースしていて、その中の『Night Music』も聴かせてくれる一曲である。更にTOTOやCHICAGOなど、この当時のウエスト・コースト・サウンドをリードしたアーティストたちが参加しているというのも嬉しいところである。
ということで、本作は映画本編よりもサントラ盤の方に価値がある作品であり、サントラ盤を聴いて、それからお時間があれば映画を見ると言うことでよろしいかと... 少なくとも、'80'sサウンドがお好きな方は、本サントラ盤は必聴です。!
↓今のところ、DVDはリリースされていません。
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