WESTWORLD(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1973年の近未来SF映画のサントラ盤である。この映画は「荒野の七人」そのままという形でユル・ブリンナーが出演していることでも知られている。(ガンマンではなく、ガンマンのロボットを演じている。)また、スタッフは、マイケル・クライトンが自分の小説を元に脚本を書き、監督も務めている。音楽はフレッド・カーリンである。出演はユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブローリン、ノーマン・バートールド、アラン・オッペンハイマー、ヴィクトリア・ショウ、スティーヴ・フランケンたちである。
物語は、ハイ・テク技術を駆使して生まれた遊園地・デロス・ランド(今風に言うと「滞在型体験テーマパーク」とでも言ったら良いでしょうね)。そこは様々な時代を体験できるアトラクション世界があり、数多くのロボットが使われている。その中にある西部世界を再現した部門のロボットが突如叛乱を起こし、来演客たちを襲った...
ユル・ブリンナー演じる殺人ロボットが、後の映画「ターミネーター」がやられてもやられても追ってくる所を彷彿させてくれて、なかなかのものである。ただ、既に30年以上も前の作品と言うことで、SFの設定面に陳腐な感じがしてしまうが、これは仕方のない所でもある。
収録されている曲は以下の全12曲である。『Western Warble』『Theme From Westworld』『Chase From Westworld』『Welcome To Westworld』『Robot Repair』『Medieval World』『Stagecoach Arrival』『Queen's Indiscretion』『Gunslinger』『Bar Room Piano』『Hovercraft Muzac』『Chase From Westworld, Part. 2』。
特に有名な曲はないものの、サントラ盤としたらテーマ曲をはじめ、一通りツボを抑えたものとなっていて、悪くない。特に『Welcome To Westworld』はテーマパークの楽しさを醸し出していて、こういう所はつい心が弾んでくる。(遊園地に遊びに行った気分になります。)ファミリー・パーティで使う音楽集に加えられるのが良いでしょうね。で、映画の方も家族みんなで楽しんでください。
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