「倩女幽魂III 道道道」 [映画(洋画)]
タイトルは原題で記しているが、ある程度は雰囲気でお分かり頂けるであろう。「Ⅲ」とあることから、シリーズ作品の第3作であろうと予想できるが、その通りであり、本作は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の第3作である。これは1991年の香港の映画であり、ヒットを記録した「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズの3作目である。前2作は、レスリー・チャンとジョイ・ウォンのコンビと言うことになっていたが、本作は完全に「王祖賢(ジョイ・ウォン)のジョイ・ウォンによるJOEY WONGの為の作品」ということになった。とにかく、この当時のジョイ・ウォンの人気は凄まじいものがあったものである。で、日本版のみ、ジョイ・ウォンが歌う『永遠に抱きしめて』が主題歌に使われていた。
ちなみに、このシングルは3曲収録とはいうものの、実際は1曲と言ってもよく、日本語で歌う『永遠に抱きしめて』、広東語で歌う『給我一個昨日的擁抱』、そして日本のCDシングルではお馴染みのカラオケ・バージョンである『永遠に抱きしめて(カラオケ)』が収録されている。
監督はチン・シュウ・タンであり、脚本はツイ・ハークとロイ・ツェト、音楽はロメオ・ディアズとジェームズ・ウォンである。出演はジョイ・ウォン以外ではトニー・レオン、ジャッキー・チュン、ニナ・リー、ラウ・シュウ・ミン、ラオ・シュン、ラウ・ユク・チン、ユン・ピョウたちである。
「あれから100年。」と銘打ったシリーズ第3弾であるが、王祖賢が「もう勘弁して欲しい」ということで一応完結と言うことになりました。(ツイ・ハークとしてはまだまだ続編を製作したかったということです。で、後にアニメ版として製作されたり、新シリーズも製作されている。)物語は第2作から100年後の話ということで、登場人物は全て前作と異なっている。ジョイ・ウォン演じる幽霊は小倩(スー・シン)ではなくロータスである。レスリー・チェンが出ていないことでジョイ・ウォンの一枚看板になり、彼女の「動く写真集」と言ってもよいものとなったが、SFXやワイヤー・アクションは健在で、娯楽作品としても楽しむことが出来る作品である。
物語は、高僧との旅の途中で青年僧フォンは美しい幽霊・ロータスに出会い、恋に落ちる。が、彼らには恐ろしい妖怪の魔の手が伸びてきた、という前作と同じパターンであるが、東洋一の脚線美と言われた王祖賢の美しさがあれば全て許せる...
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 3 デジタル・リマスター版
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: DVD
↓新シリーズ
↓ジョイ・ウォンの歌う主題歌
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