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「藩金蓮之前世今生」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年の香港映画「リインカネーション 輪廻転生」 である。(ビデオになった時点で「ジョイ・ウォンのリインカネーション ~輪廻転生」と言うように、ジョイ・ウォンの名前が付け加えられた。)映画デヴュー作である「今年的湖畔會很冷」(1984年・台湾、葉金銓監督作品)でも、出世作となった「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」でも幽霊の役を演じたジョイ・ウォンですが、幽霊役というのが当たり役になっただけに、本作でもそのような同じような役所を演じている。(その美貌は人間を越えているということで、幽霊で、ということなんでしょう。)本作は有名な「水滸伝」の一節を元にした物語であり、悲恋の恋を描いたラブ・ファンタジーであるということも、どことなく「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」でのジョイ・ウォンとダブるところがある。(が、本作では「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のスーシンとも違うところも(当然ながら)あります。)

本作の脚本はレイ・ベックワー、音楽はリチャード・ローである。また、監督は女性であるクララ・ローであり、主演のジョイ・ウォンという女性コンビによる作品である。共演は、ウィルソン・ラム、エリック・ツァン、ラム・チェン・エン、パル・シン、クー・フォンたちである。

物語は、「水滸伝」に登場する悪女が現代に甦ったが、彼女は前世で自分を殺した男の生まれ変わりで生を受けた男と恋におちるというラブ・ストーリーである。

日本での本作公開は、丁度「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」が公開された直後(1987年の作品であるが、日本公開は1989年でした。)ということで、一気に沸騰したジョイ・ウォンの人気を更に押し上げることにもなりました。尚、劇場公開時は「リインカネーション 輪廻転生」というタイトルだったが、ビデオ・リリース時に「ジョイ・ウォンの…」という名前が入ったのは、一つはジョイ・ウォン出演作品であると言うことをアピールするためであるが、もう一つ考えられるのは、1975年のアメリカ映画で「リーインカネーション」(J・リー・トンプソン監督、マイケル・サラザン、マーゴット・キダー主演)というホラーサスペンス作品があるためでもある。(これと区別するため)が、本作はラブ・ストーリー、'75年のアメリカ映画はホラー作品であり、ジャンルも完全に異なっている。(「輪廻転生」ということは共に共通していますが、描いているものは全く違っている。)が、本作のように主演女優の名前がタイトルに入っていると、本作のソフトを捜す時、非常に捜しやすいということで、ありがたい物です。(でも、タイトル(邦題)がそれだけ長くなるという欠点もありますし...)

 

ジョイ・ウォンのリインカーネーション~輪廻転生~

ジョイ・ウォンのリインカーネーション~輪廻転生~

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2000/04/25
  • メディア: DVD


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