「TROP BELLE POUR TOI!」 [映画(洋画)]
現在はフランス映画界の華である女優さんの作品を取り上げているが、今回は1989年の「美しすぎて」です。この作品は、ベルトラン・ブリエ監督が監督と脚本を務めていてカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した作品である。撮影はフィリップ・ルスロ、音楽はフランツ・シューベルトとフランシス・レイが担当している。出演はジェラール・ドパルデュー、キャロル・ブーケ、ジョジアーヌ・バラスコ、フランソワ・クリューゼ、ジャン・フィリップ・エコフェたちである。
この作品は、人も羨む美貌の妻がいるのに、何故か夫は、器量が悪いごく普通の女に魅かれていくが、その三角関係を描いた物語である。で、本作における美貌の華というのが、007シリーズの第12作「ユア・アイズ・オンリー」でボンドガールを務めたキャロル・ブーケである。彼女は、ソルボンヌ大学を卒業した才女でもあるが、その美しさは007出演時からも評判が高く、その後もその美貌が評判になっていた。そんなキャロルがここでは誰もが羨む美貌の妻を演じている。
また、本作はフランス映画が持っている独特の粋なエスプリが楽しめるフランス映画らしいフランス映画であるが、こういう粋なセンスは最近のフランス映画ではあんまり見られなくなりました。特に、本作では「外見を磨くのもいいが、内面が大事だ」ということをしっかりと教えてくれている。ということで、男女ともに、外見ではなく内面を磨くことの大事さを教えてくれるという子で、ちょっとした人生の教科書のような作品でもある。
ここでのキャロルはあまりにも美しいが、邦題にあるように「美しすぎて」というのも、色々と考えさせられます。(美しい上に、内面も素晴らしという女性も確かに世の中には存在しますが、そういう女性は「天使」といいます。)
それにしても、フランス映画界には、どうしてこうも美しく魅力的な女優さんがたくさんいるのでしょうかねぇ... しかも、フランス映画の独特のセンスが一段と良く魅せてくれるということもあります。アメリカ映画の娯楽大作も良いですが、フランス映画にはちょっとお洒落で粋なところがあり、美しい女優さんが出演しているということもあって、つい見入ってしまいます。時にはフランス映画を見てみましょう。(でも、もっとフランス映画のDVDリリースを行ってもらいたいところでもある。)
↓本作のDVD/ビデオが無いようなので、キャロル出演作をいくつかピックアップしておきます。
007 ユア・アイズ・オンリー アルティメット・エディション
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: DVD
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