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「THE LITTLE GIRL WHO LIVES DOWN THE LANE」 [映画(洋画)]

もう1本、ジョディ・フォスターの出演作をと言うことで、今回は1976年の「白い家の少女」である。ちなみに、1976年のジョディは、本作と「タクシードライバー」「ダウンタウン物語」というように、子役時代の代表作が集中している年でもある。(「タクシードライバー」を代表作とする声が多いですが、本作のようなスリラー作品もジョディは持ち味を発揮していて、こちらを推したいところである。)

本作は、レアード・コーニングの原作を彼自身が脚本に仕上げ、ニコラス・ジェスネル監督がメガホンを取ったサイコ・スリラー作品である。音楽を担当したのはクリスチャン・ゴベール、出演はジョディ・フォスター、マーチン・シーン、アレクシス・スミス、モルト・シューマン、スコット・ジャコビーたちである。本作の魅力は、ショパンの音楽を効果的に使っていて、これが雰囲気を盛り上げてくれる。ガゼボが『I Like Chopin』(邦題「雨音はショパンの調べ」)という曲を'80'sになってからヒットさせ、その曲を日本では小林麻美さんがカヴァーしてヒットを記録したが、この曲の雰囲気も何故か似合っているのが本作である。(本作とこの曲は直接的な関係はありませんが...)

物語は、人里離れた丘の上にある一軒家で暮らしている詩人の親娘。父親の姿が見られないということで、家主とその息子がその家を訪れるが、行方不明になってしまう。実は、故意ではないものの、詩人の娘・リンが殺してしまったのだった。更にリンは恐るべきことを犯していたのだが...

少女の悪魔のような一面を描いたサイコ・スリラーであるが、スリラーとしたらちょっと甘いかな、というようにも感じられる作品である。しかし、ジョディの存在感がとにかく凄い、としか言いようがない作品でもある。他の作品でのジョディとは全く別の一面が出ていて、とにかく、ジョディ演じるリンを見たら怖くなってきます。(とにかく、「天才子役」と言われたジョディの演技力が爆発している。)ジョディが後に、アメリカを代表する女優さんになるのも頷けます。こういうジョディを見るというのもまたよろしいかと...(ただ、子役スター、アイドル路線でというつもりでいる方はご覧にならない方がいいでしょう、と付け加えておく。)

 

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