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ALAN PARSONS PROJECT『THE TURN OF A FRIENDLY CARD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの5th.アルバムである。彼らはこれまでも素晴らしいコンセプト・アルバムを発表してきたが、本アルバムでもその力量をいかんなく発揮していて、歴史に残るアルバムとなっている。本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは11位にランクインしているが、レギュラー・チャートでは最高位13位であったことから、その内容が認められてロング・ヒットを記録したことが分かる。(本アルバムを耳にすれば、そのロング・ヒットの理由も直ぐに理解できる。)

収録曲は以下の全10曲である。『May Be A Price To Pay』『Games People Play』『Time』『I Don't Wanna Go Home』『Gold Bug』『Turn Of A Friendly Card, Part. 1』『Turn Of A Friendly Card: Snake Eyes』『Turn Of A Friendly Card: The Ace Of Swords』『Turn Of A Friendly Card: Nothing Left To Lose』『Turn Of A Friendly Card: The Turn Of A Friendly Card, Part. 2』。

前半(LPではA面に収録されていた。)はポップで聴きやすい曲が並んでいて、シングル・カットをすればいずれもがヒットしそうな曲ばかりである。実際、『Time』と『Games People Play』がシングル・カットされていて、前者が1981年のBillboard年間シングル・チャートの48位、レギュラー・チャートでは最高位15位を、後者が同年の年間シングル・チャートの66位、レギュラー・チャートでは最高位16位を記録している。

後半(LPではB面ら収録されていた。)になると、それが一転して、コンセプト・アルバムと言ったものとなり、これまでの彼らのアルバムにあった組曲としても実に巧みにまとめ上げられている。スケールが大きく、彼らの真骨頂はここにある。

本アルバムは、LPの時代であればA面とB面で特徴が出ていて、実に味わい深いものであったが、CDでそれが繋がってしまったことによって、連続して聴くにはちょっと辛いところが出てきてしまったものの、傑作であることに違いはない。特に、後半の組曲はじっくりと聴いてもらいたい所である。

 

The Turn of a Friendly Card

The Turn of a Friendly Card

  • アーティスト: The Alan Parsons Project
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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