SSブログ

DARYL HALL & JOHN OATES『VOICES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの8th.アルバムである。また、彼ら自身がプロデュースした初のアルバムでもある。'70'sの時代からスマッシュ・ヒットを放っていた彼らであるが、大ヒットを連発するようになったのは'80'sになってからであり、そのスタートは本アルバムからである。そういうことで、本アルバムは彼らのキャリアに置いても重要な位置を占めるものである。サウンドの方は、これまでの彼らのものからポップな所が一段と全面に出ることになったが、ソウルフルなところも健在であり、聴きやすいサウンドである。で、彼らはトップ・デュオ・グループとなって、更に快進撃を続けることになる。尚、本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは堂々の8位にランクインし、更に翌年の1982年の年間アルバム・チャートでも99位にランクインしている。レギュラー・チャートでは最高位が17位であることから、如何にロングヒットになったということがお分かり頂けるでしょう。

収録されているのは以下の全11曲である。『How Does It Feel To Be Back』『Big Kids』『United State』『Hard To Be In Love With You』『Kiss On My List』『Gotta Lotta Nerve (Perfect Perfect)』『You've Lost That Lovin' Feelin'』『You Make My Dreams』『Everytime You Go Away』『Africa』『Diddy Doo Wop (I Hear The Voices)』。

本アルバムからは3曲のシングル・ヒットが生まれいるが、内1曲は全米No.1の座を獲得している。全米No.1を獲得したのは『Kiss On My List』であり、3週連続No.1の座を獲得し、1981年のBillboard年間シングル・チャートでも7位にランクインしている。更に、『You Make My Dreams』はレギュラー・チャートで最高位5位、1981年のBillboard年間シングル・チャートでは43位、『You've Lost That Lovin' Feelin'』がレギュラー・チャートで最高位12位、同年の年間シングル・チャートで90位にランクインしている。(ということで、1981年のBillboard年間シングル・チャートのTOP 100に3曲を送り込んでいる。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『How Does It Feel To Be Back』『You've Lost That Lovin' Feelin'』『You Make My Dreams』『Diddy Doo Wop (I Hear The Voices)』をピックアップしておき、シングル・ヒットの『Kiss On My List』はおまけ的な位置づけとしておく。(この曲も悪くは無いが、他の曲の方に聴き所があります。)が、一般的にはこの曲をお薦めというのは常識でしょうね...

本アルバムは、彼らのキャリアを語る上でも、初のセルフ・プロデュース・アルバムであり、更にそのアルバムで大ブレークを果たしたということで、欠かすことの出来ないものであり、'80'sの彼らの活躍を語る上でも忘れることの出来ないものである。また、彼らのサウンドのルーツであるソウルに傾倒しただけでなく、ポップなセンスとロックンロールのエッセンスを利かせて融合させることに成功している。'80'sサウンドがお好きな方は必聴の一枚である。ソウルフルなサウンドをたっぷりと堪能しましょう。

 

Voices

Voices

  • アーティスト: Hall & Oates
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Voices

Voices

  • アーティスト: Hall & Oates
  • 出版社/メーカー: BMG Heritage
  • 発売日: 2004/07/27
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。