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ADAM ANT『FRIEND OR FOE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼のソロ名義では初のアルバムである。これまではTHE ANTSを率いていた彼であるが、その頃の勢いをそのまま引き継いでいて、たっぷりと聴かせてくれている。アメリカよりも彼の本国であるイギリスでの方がより大きなヒットとなったが、アメリカでもBillboard誌のアルバム・チャートで最高位16位を獲得し、1983年の年間アルバム・チャートでは41位にランクインしている。ブリティッシュ・ロック・スピリットに満ちたアルバムである。

収録曲は以下の全12曲である。『Friend Or Foe』『Something Girls』『Place In The Country』『Desperate But Not Serious』『Here Comes The Grump』『Hello, I Love You』『Goody Two Shoes』『Crackpot History And The Right To Lie』『Made Of Money』『Cajun Twisters』『Try This For Sighs』『Man Called Marco』。

この中からは、『Goody Two Shoes』が大ヒットを記録していて、1983年のBillboard年間シングル・チャートでは51位、レギュラー・チャートでは最高位12位を獲得している。尚、全英では当然の如く、1位を獲得している。また、『Desperate But Not Serious』はBillboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていないが、レギュラー・チャートでは最高位66位を記録している。(全英では最高位33位)

この中から筆者のお薦め曲は、やはりヒットを記録している『Goody Two Shoes』は外せない。テンポが良く、ノリの良い一曲であり、彼らしい曲でもある。更に、アルバム・タイトル・ナンバーでもあり、イギリスではシングル・カットもされた『Friend Or Foe』、『Here Comes The Grump』Made Of Money』『Man Called Marco』という所をピックアップしておく。

'80's初頭のイギリス勢は、第二次ブリティッシュ・インベージョンの大波に乗って次々と活きの良いサウンドが世界に飛び出していったが、その中でビジュアル面というのも人気を獲得する一つの大きな要素であった。彼もビジュアル面で人気のあった一人であるが、そちらの方だけで人気を集めた訳ではなく、しっかりとしたロック・サウンドを聴かせてくれている。ということで、'80'sサウンドがお好きな方、特にブリティッシュ・ロック・ファンには一度は聴いてもらいたいアルバムである。

 

Friend or Foe

Friend or Foe

  • アーティスト: Adam Ant
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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