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CLIFF RICHARD『ROCK'N ROLL JUVENILE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムである。1958年にレコード・デヴューをし、最初のアルバムを1959年に発表し、現在も現役シンガーとして活動を続けているイギリスのシンガー・CLIFFであるが、本アルバムはデヴュー20年を越えたところで発表した本作は久しぶりにビッグ・ヒット・シングルを生み出したアルバムである。(現在も現役と言うことから、彼のキャリアでは本作も前半に分類されてしまうというのは、ある意味凄いことでもある。)これまでにも数多くのヒット曲を生み出しているが、'70's終盤から'80'sの頭は何度かある黄金期の一つでもあり、充実したサウンドを聴かせてくれている。本アルバムはそんな時期のアルバムであるだけに、聴き応えのあるアルバムでもある。

現在はボーナストラックが追加されて全14曲が収録されたものがリリースされている。収録曲は以下の通りである。『Monday Thru' Friday』『Doing Fine』『Cities May Fall』『You Know That I Love You』『My Luck Won't Change』『Rock 'N' Roll Juvenile』『Sci-Fi』『Fallin' In Luv』『Carrie』『Hot Shot』『Language Of Love』『We Don't Talk Anymore』『Walking In The Light』『Moving In』。

本アルバムからは、何と言っても全米で7位まで上昇した『We Don't Talk Anymore』である。邦題「恋はこれっきり」と言ったら、ああ、あの曲かと思い出される方もいらっしゃるでしょうね。この曲は1980年のBillboard年間シングル・チャートでも45位にランクインしていて、久しぶりの大ヒット曲になった曲であり、日本でも知名度の高い一曲である。テンポの良いポップで有りながらもロックのリズムに乗った心地良さを与えてくれる曲である。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、その『We Don't Talk Anymore』は外せないが、これ以外でも『Monday Thru' Friday』『Sci-Fi』『Fallin' In Luv』『Language Of Love』という聴かせてくれる曲が嬉しい所であり、これらをピックアップしておく。また、アルバム・タイトル・ナンバーの『Rock 'N' Roll Juvenile』もお薦めです。

テンポの良さがあり、ポップな路線のサウンドはとても聴きやすいものであるが、それだけではなく、優しく聴かせてくれる所は聴かせてくれるし、エネルギッシュな曲はとことんエネルギッシュであり、ノリの良い曲はノリがよい、ということで、長いキャリアから来る巧さもしっかりと発揮している。(『We Don't Talk Anymore』はまさにそんな巧さ、本アルバムの持っている良い所が結実した一曲でもある。)あまりにも数多くのアルバムをリリースしているため、これから彼のサウンドを聴こうとすれば、ベスト盤から入るのが良いだろうが、本アルバムは忘れずに聴いてもらいたいオリジナル・アルバムの一つである。

 

Rock'n'Roll Juvenile

Rock'n'Roll Juvenile

  • アーティスト: Cliff Richard
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2001/07/09
  • メディア: CD


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