JOURNEY『CAPTURED』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表されたライブ盤である。当時は2枚組のLPでリリースされたが、CD化された現在は1枚ものとなり、たっぷりと彼らのライブを堪能できる。(途中に間が入ることなく、たっぷりと堪能できますからね。)で、このライブ盤の翌年に発表された「ESCAPE」で、彼らの人気は全米を席巻した。本アルバムは2枚組のライブ盤というチャートでは厳しいハンディがありながらも、Billboardのレギュラー・チャートで最高位9位を記録し、1981年の年間アルバム・チャートでは52位にランクインする大ヒットを記録した。
本アルバムでは、S.ペリー加入後の若々しくエネルギッシュなサウンドをたっぷりと聴くことが出来る。「ESCAPE」や「FRONTIERS」の有名な大ヒット曲は未発表と言うことで、ここには収録されていないが、それらに決して劣ることのないご機嫌なサウンドを聴かせてくれる。この後、「アメリカンロック演歌」とも言われるS.ペリーのボーカルは素晴らしいですよ、はい。
収録曲は以下の全17曲である。『Majestic』『Where Were You』『Just The Same Way』『Line Of Fire』『Lights』『Stay Awhile』『Too Late』『Dixie Highway』『Feeling That Way』『Anytime』『Do You Recall』『Walks Like A Lady』『Do Da』『Lovin', Touchin', Squeezin'』『Wheel In The Sky』『Any Way You Want It』『Party's Over (Hopelessly In Love)』。
収録曲はある特定の会場のライブというものではなく、様々なライブの収録であるが、どのライブでも大きな落ち込みはなく、一級品のライブを聴かせてくれているが、この中からは特に『Wheel In The Sky』と『Any Way You Want It』がお薦めである。
そんな彼らは、'80's前半のアメリカン・ロックをリードする圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるが、'70'sの時代からも本物であったと言うこともよく分かります。で、本ライブ盤を堪能したら、それらの曲が収録されているオリジナル・アルバムの方も改めて聴いてもらいたいところである。やっぱり凄いバンドです。
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