TOMMY TUTONE『TOMMY TUTONE 2』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼の2nd.アルバムである。本アルバムからシングル・カットされた曲(『867-5309/Jenny』)がビッグ・ヒットとなったことで、本アルバムもヒットを記録し、Billboardのアルバム・チャートで最高位20位、1982年の年間アルバム・チャートでは88位にランクインしている。が、現在では本アルバムと、彼の1st.アルバムが「2 in 1」という形でリリースされているだけで、本アルバム単体ではリリースされていない。単体でも悪いアルバムではないんですがねぇ~
また、この曲ヒットビッグ・ヒット以外には特にヒットを記録していないことから、彼も「一発屋」という印象の強いアーティストとなっているが、その後も地道に聴かせてくれるアルバムをリリースし続けている。(ヒットという点では「一発屋」と言うことになるが、アーティストとしては「一発屋」と言うことは出来ない。)
収録されているのは以下の全11曲である。『867-5309/Jenny』『Baby It's Alright』『Shadow On The Road Ahead』『Bernadiah』『Why Baby Why』『Which Man Are You』『No Way To Cry』『Steal Away』『Tonight』『Only One』『Not Say Goodbye』。
この中からは『867-5309/Jenny』がシングル・ヒットを記録していて、Billboardのシングル・チャートでは最高位4位を記録すると共に、1982年の年間シングル・チャートでも16位にランクインしている。で、この曲がヒットした当時、曲名と同じ電話番号に悪戯電話が集中したということが話題になったが、いつの時代でもみんなが考える悪戯というのは変わらないものですね。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットした『867-5309/Jenny』は当然であるが、それ以外には『Shadow On The Road Ahead』『Which Man Are You』『No Way To Cry』『Tonight』という所をピックアップしておく。いずれの曲も'80'sサウンドらしくてとても聴きやすい曲である。
彼には「一発屋」というイメージがあるが、ビッグ・ヒットを生み出すということは良いものを持っているからであり、ヒットしていないからと言って切り捨てずに、しっかりと聴いてもらいたい所である。特に、ボーカルがお好きな方であれば、気に入ると思いますよ。
↓2 in 1 としてリリースされています。
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