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TOTO『THE SEVENTH ONE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らの7枚目のアルバムであり、TOTOとして活動を初めて10周年となる記念盤という意味合いも持つアルバムである。傑作「TOTO IV」でグラミー賞を受賞して頂点を極めた彼らだったが、そこからメンバー・チェンジなどのゴタゴタが起こり、特にリードボーカルの相次ぐ交代があったが、久しぶりに質の高いアルバムを発表することになった。本アルバムではそのボーカルは3代目のジョゼフ・ウィリアムス(前作からボーカルです。)である。ジェフ.P.やS.ルカサーも実力を発揮していて、その個性が高いレベルで甘く融合している。セールス的には伸びなかったが、サウンドの方は「TOTO IV」を思わせるものであり、存在感を示すことになった。(が、この後、ジョゼフも脱退してしまい、バンドとしてはポーカロ兄弟の色が一段と濃くなっていくが、ジェフが亡くなってしまったので...)ということで、あのTOTOサウンドが聴くことが出来るアルバムとしたら、実質的には最後のアルバムと言ってもいいアルバムでもある。

収録曲は以下の全11曲である。『Pamela』『You Got Me』『Anna』『Stop Loving You』『Mushanga』『Stay Away』『Straight From The Heart』『Only The Children』『Thousand Years』『These Chains』『Home Of The Brave』。

本アルバムからは『Pamela』がシングル・カットされて、Billboardのシングル・チャートで最高位22位を記録したが、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。が、ミディアム・テンポの彼ららしい一曲である。が、本アルバムには人気の高い『Home Of The Brave』が断然お薦めである。その他、筆者としては『Stop Loving You』『Mushanga』『Straight From The Heart』『Only The Children』という所をお薦めする。(特に、ギターがお好きな方には『Mushanga』を...)

TOTOと言えば、「TOTO」「TOTO IV」「HYDRA」という名盤があるが、本アルバムはそれらに並ぶ傑作であり、忘れてはならない一枚である。(結局、最後の大花火のような感じになってしまいましたが...)TOTOサウンドをたっぷりと堪能しましょう!

 

The Seventh One

The Seventh One

  • アーティスト: Toto
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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