「WEEKEND」 [映画(洋画)]
表題の作品は、1967年のフランスとイタリアの合作映画「ウィークエンド」である。(邦題を「ウイークエンド」と表記している資料と「ウィークエンド」と表記している資料がありますが、DVDソフトが後者となっていることから、ここでは「ウィークエンド」と表記します。)ヌーヴェル・バーグの旗手であるゴダール監督であるが、本作でも彼らしい作品を作り上げている。(本作もゴダール監督の代表作の一つであり、不条理な文明批判をしている。)
映画データを記すと、監督と脚本はジャン・リュック・ゴダール、撮影はラウール・クタール、音楽はアントワーヌ・デュアメルである。そして出演は、ミレーユ・ダルク、ジャン・ヤンヌ、ジャン・ピエール・カルフォン、ヴァレリー・ラグランジェ、ジャン・ピエール・レオ、ジュリエット・ベルト、ジョルジュ・スタケ、ダニエル・ポムルール、ヴィルジニー・ヴィニョン、ブランディーヌ・ジャンソン、イヴ・アフォンソ、ポール・ジェゴフ、アンヌ・ヴィアゼムスキー、ミシェル・クルノー、ジャン・クロード・ギルベール、ラズロ・サボ、エルネスト・メンゼル、イヴ・ベネイトン、イザベル・ポンスたちである。
物語は、都会生活に疲れたブルジョワ階層の夫婦・ロランとコリンヌが、いつもの週末のように、土曜日の朝に田舎へ向けて週末旅行に車で出かけた。で、いつものように車の渋滞に巻き込まれる。やがて、彼らは集団ヒステリー状態になり、信じられない事件が連続して起こり、「楽しい週末」になる...(どう考えても、普通には起こりえないような出来事が起こります。)
物語だけでなく、映像表現の点でも様々な手法を用いているが、ゴダール作品としたら珍しい手法まで用いている。(ハリウッド映画では絶対にあり得ない表現方法は、それだけで一見の価値があります。)映画が好きという方は、本作はしっかりと見ておきましょう!
↓ゴダール作品を楽しむにはこれがお薦めです。
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