BEATLES『LOVE』・ドキュメンタリー [音楽(etc.)]
2006年11月に、BEATLESの新譜「LOVE」がリリースになるということで話題となったが、そのアルバム・プロジェクトに関するドキュメンタリーが放送されたので、すかさずチェックを。(同時間帯に見たいドラマの初回があったが、こういう時にダブル録画できるHDDレコーダーって本当に便利ですね...)
内容の方は、シルク・ドゥ・ソレイユの公演が実現するまでの道のりを、BEATLESの「LOVE」の製作過程とリンクさせ、関係者のインタヴューとレコーディング風景、シルク・ドゥ・ソレイユの公演の映像が次々と出てくる。(まあ、BEATLESのニュー・アルバムでもあるが、シルク・ドゥ・ソレイユの公演の音楽集と言っても間違いではないですし...)結局、BEATLESとシルク・ドゥ・ソレイユが合体して一つのステージを作り上げたと言っても良く、BEATLESの音楽に関してはジョージ・マーティンの執念の賜と言っても良いですからね。
で、BEATLESのアルバムについてであるが、これに関してはこのドキュメンタリーでは主というよりも従になっていた感があるが、それはそれで良いでしょうね。音楽の方はアルバムでたっぷりと聴けばよいことであり、このドキュメンタリーによって違った角度からアルバムを聴くことが出来るようになったということでよろしいかと。(この意味でもこの番組は非常に価値のあるものでした。)時間は約54分半でした。(WOWOWなので、途中にCMが入らないというのが良いですね。)
次に、アルバムについて簡単に。収録曲は以下に示す全26曲であるが、お馴染みのタイトルが並んでいる。これは過去に収録した音源を全く新たにリミックスして作り上げたものであり、一応は新曲であるが、リミックス・アルバムと言った方がよいものである。(皆さん、当然ご存知でしょうが...)で、26曲で約78分という収録時間であるが、これがシームレスで一気に聴かせてくれる構成になっている。(ということで、メドレーの大曲の様にも感じることが出来ます。)
アルバム収録曲は以下の通りである。『Because』『Get Back』『Glass Onion』『Eleanor Rigby/Julia (Transition)』『I Am The Walrus』『I Want To Hold Your Hand』『Drive My Car/The Word/What You're Doing』『Gnik Nus』『Something/Blue Jay Way (Transition)』『Being For The Benefit Of Mr. Kite!/I Want You (She's So Heavy)/Helter Skelter』『Help!』『Blackbird/Yesterday』『Strawberry Fields Forever』『Within You Without You/Tomorrow Never Knows』『Lucy In The Sky With Diamonds』『Octopus's Garden』『Lady Madonna』『Here Comes The Sun/The Inner Light (Transition)』『Come Together/Dear Prudence/Cry Baby Cry (Transition)』『Revolution』『Back In The U.S.S.R.』『While My Guitar Gently Weeps』『A Day In The Life』『Hey Jude』『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)』『All You Need Is Love』。
尚、本アルバムには通常盤とSpecial Editionがある。前者はCD1枚であるが、後者は、CDと5.1chサラウンド仕様のDVD-Audioの2枚組ということで、より高音質のハイクオリティ・サウンドを堪能することが出来るものとなっている。(それにしても、技術の進歩というのは凄いものだと感じさせてくれます。)尚、本アルバムについては多くが語られていて、賛否両論(BEATLESのマニア度が高い人ほど否定派が多いようですね。)あるが、筆者は肯定派だということに留めておきます。とにかく、じっくりと聴き入るだけである。
↓通常盤
コメント 0