「YOUNG GUNS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年に製作された「ヤング・ガン」である。当時の若手スター(ブラッド・パック)が集結した西部劇であり、当時、大ヒットを記録した作品である。物語は、西部ではこの名を知らなければモグリと言われるほど有名なビリー・ザ・キッドと5人の仲間達の物語であるが、ビリーがまだ無名のチンピラだった時代の青春時代の物語である。これがブラッド・パッカーたちの若さと相まって、いい物語となった。それにしても、豪華な顔ぶれが集まっている。それだけブラッド・パッカーたちはみんながみんな、ビッグになったと言うことです。
映画データを記しておくと、監督はクリストファー・ケイン、脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー、音楽はアンソニー・マリネリとブライアン・バンクスである。出演は、エミリオ・エステヴェス、キーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス、チャーリー・シーン、ケイシー・シーマツコ、ジャック・パランス、テレンス・スタンプ、パトリック・ウェイン、コディ・パランス、ダーモット・マローニー、テリー・オクィン、ジェフリー・ブレイク、アリス・カーター、ブライアン・キース、トーマス・L・キャラウェイたちである。また、トム・クルーズがカメオ出演しているというのも注目点の一つです。
本作の特徴は、時代考証などのバックボーンがしっかりしているというところである。幾多の西部劇があるが、それらに登場する事柄はデフォルメされていたりしていて、結構アレンジされているのだが、本作はそういうものが実際に使われていたものを調べて取り入れたと言うことで、、実にリアルである。(但し、リアルすぎて逆に違和感を感じる方もいるかも知れませんね...)また、主演のエミリオをはじめとするキャストが若いが、脇を固めるベテランがしっかりと押さえるところを押さえていて、これが物語に厚みを増してくれる。ということで、青春ドラマと言った一面が強く出ていて、これがお馴染みの西部劇とは違ったテイストを感じさせてくれる。
イギリス紳士の牧場主の下で働くウイリアム(後のビリー・ザ・キッド)たち若者6人。ある日、その牧場主が殺されたことから、ウイリアムたちはその復習のために立ち上がる。(これによって彼らは後にお尋ね者になるという道に進んでいくことになる。)
かつては西部劇と言えば、大量に製作されていて、何度かのブームがあったが、'80'sになると西部劇は絶滅に近い状況になった。そんな中で本作のような視点の西部劇は一味違ったものがあり、とても良かったのだが、「西部劇」復活というようなならなかったのが残念なところでした。でも、本作はしっかりと続編が製作されているので、そちらもチェックしましょう!
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