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「あゝ独身」 [映画(邦画)]

表題の作品は1970年の大映映画で、吉本興業の(当時の)若手陣が結集したコメディ作品であり、主演はやすきよの二人である。尚、タイトルの読み方は「ああ チョンガー」と読みます。(決して「ああ どくしん」と読まないようにしましょう...)→丁度、デジタルWOWOW(193ch)で放送されたところでもあります。

映画データを記しておくと、企画は辻久一、原案は竹本浩三、監督は黒田義之、脚本は吉田哲郎と杉浦久の2人、撮影は今井ひろし、音楽は渡辺岳夫である。そして出演は、西川きよし、横山やすし、花紀京、岡八朗、原哲男、笑福亭仁鶴、桂三枝、月亭可朝、宮城千賀子、笠原玲子たちである。

物語は、女にもてない独身の男たち(やすきよ、三枝、花紀たち)が、女にもてようとして、あの手この手でゲットしようとする。そんな中、きよしと花紀の話は良い方向に進んでいき、いよいよ婚約の準備も整おうという状況になる。が、ふとしたことから、それぞれがついた嘘がばれてしまって...(役名はそれぞれ別の名前ですが、こう記した方が分かりやすいでしょう。)

吉本得意のコメディ作品であり、おちゃらけな展開お約束です。が、そんな中でも人情のあるところもあったりして、これが良いところでもある。特に仁鶴が演じるアパートの管理人のキャラが良く、ポイントでもある。あと、原哲男の「カバ」というのもお約束です。とにかく、やすきよをはじめ、出演者のキャラを上手く活かした人物設定がされていて、気分は吉本新喜劇を見ている感じでもある。色んなことを忘れて、単純に笑って楽しむことが出来る作品である。(こういう作品は、普段はバカにするものですが、時に見たくなるものであり、変なことを忘れさせてくれる特効薬にもなります。)

ただ、40年近くも前の作品ということで、劇中に登場する町並みをはじめ、車や各種アイテムなどは異世界のものに見えるが、昭和40年代のアットホームなテイストに満ちあふれていて、逆にホッとするところでもある。それにしても、実にみんな若いですね。(当たり前ですが...)

 

↓DVDではなくビデオです。

ああ独身(チョンガー)

  • 出版社/メーカー: 大映
  • 発売日: 1992/01/24
  • メディア: ビデオ

↓こういうものをピックアップしておきます。

やすし・きよしの長い夏―大阪狂騒曲

  • 作者: 近藤 勝重
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1987/08
  • メディア: 単行本

やすし・きよしと過ごした日々

やすし・きよしと過ごした日々

  • 作者: 木村 政雄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/11/11
  • メディア: 単行本

やすし・きよしと過ごした日々―マネージャーが見た波瀾万丈回想記

やすし・きよしと過ごした日々―マネージャーが見た波瀾万丈回想記

  • 作者: 木村 政雄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫


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