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THE DEVIL AT 4 O'CLOCK(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1961年の映画「四時の悪魔」である。タイトルからは「ホラー映画か?」という印象があるが、本作は火山の噴火によるパニック映画である。パニック映画はB級作品として扱われていた時代があったが、本作はそんな中でもしっかりと製作されているということで、サスペンスとしても十分に耐えられる作品に仕上がっている。ただ、製作から45年以上の歳月が流れているということで、劇中に出てくるものは前時代的な印象があるが、それはドラマのクオリティを下げることにはならない。

映画データを記しておくと、製作と監督はマーヴィン・ルロイ、脚本はリーアム・オブライエン、撮影はジョセフ・バイロック、音楽はジョージ・ダニングである。そして出演は、スペンサー・トレイシー、フランク・シナトラ、ジャン・ピエール・オーモン、カーウィン・マシューズ、マルセル・ダリオたちである。

物語は、3人の囚人を乗せた飛行機が太平洋上の小さな島に到着。その折り返しの便に島のマシュー神父が乗り込もうとすると、島の火山が噴火した。で、マシュー神父は囚人たちと共に島の病院に残された子供たちの救出に向かったが...

ストーリーがサスペンス仕立てと言うことで、なかなかいい感じの作品であるが、それを盛り上げているのが音楽である。(パニック映画は音楽の出来不出来でリアリティが伝わるか伝わらないかの差が大きいが、本サントラ盤の出来はとても良いものです。)

サントラ盤に収録されているのは以下の全24曲である。『Devil At 4 O'Clock - Main Title』『Theme For Camille』『Up The Mountain』『Didn't You Know』『Wail For A Village』『Big Quake And Trek』『Lava Trap』『La Fleur』『Dead Child』『I Thee Wed』『Prayers For Charlie』『The Victors: The Overture』『Main Title』『The Olive Grove』『The Wolf Pack』『Signora Maria』『Off Limits』『My Special Dream』『Jean Pierre』『The French Woman』『No Other Man』『Magda's Theme』『Sweet Talk And Death Fight』『March Of The Victors - End Title』。

24曲、時間としたら60分を越す音楽をたっぷりと堪能できるということで、特に不満のないサントラ盤である。で、映画と共に楽しんでもらいたいのだが、ビデオとしてリリースされているものの、DVD化はされていない。'60'sになるとF.シナトラはハリウッドの帝王になっていたが、そんな時代の作品がどうしてDVD化されないのでしょうかねぇ?

 

The Devil at 4 O'Clock [Original Motion Picture Soundtrack]

The Devil at 4 O'Clock [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: George Duning, Sol Kaplan, George Duning, Sol Kaplan
  • 出版社/メーカー: FSM
  • 発売日: 2005/10/25
  • メディア: CD

↓映画はこちら(但し、ビデオです)

四時の悪魔

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1987/07/20
  • メディア: ビデオ


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