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「赤胴鈴之助」(その4) [映画(邦画)]

今回は、全9作ある本シリーズの最後の2本についてです。第8作と第9作は、主役の赤胴鈴之助を演じるのが桃山太郎に代わり、更に再び白黒作品に戻りました。(いずれもが1958年の作品です。)そして、時間の方も60分ということで、ちょっとスケール・ダウンすることになりました。(が、1本が1時間というのは見るのには見やすい時間でもある。)

まずは第8作の「赤胴鈴之助 黒雲谷の雷人」から。
最初に映画データを記しておくと、原作は武内つなよし、監督は渡辺実、脚本は岡本繁男、吉田哲郎、松村正温の3人、撮影は本多省三、音楽は渡辺浦人である。そして出演は、桃山太郎、浅野寿々子、岸正子、小町瑠美子、千葉敏郎、林成年、伊沢一郎、南部彰三、水原浩一、南条新太郎、荒木忍、金剛麗子、若杉曜子、光岡竜三郎、尾上栄五郎、藤川準、志賀明、沖時男、木村玄たちである。(鈴之助の役者が変わったが、しのぶも浅野寿々子に変わりました。)

物語は。祖父の仇を追って秩父山麓にやってきた鈴之助は、秘宝慈光石が雷人一味に狙われていることを知り、否応なくその争いに巻き込まれることになってしまう...

続いて、第9作(最終作)の「赤胴鈴之助 どくろ団退治」について。この作品も白黒作品であり、時間は60分である。映画データを記すと、原作は武内つなよし、監督は弘津三男、脚本は岡本繁男と吉田哲郎の2人、撮影は竹村康和、音楽は渡辺浦人である。そして出演は、桃山太郎、浅野寿々子、林成年、美川純子、黒川弥太郎、杉山昌三九、光岡竜三郎、尾上栄五郎、南部彰三、原聖四郎、羅門光三郎、阿部脩、藤川準、越川一、内海透、大杉潤、愛原光一たちである。

物語は、祖父の仇を追って諸国の旅を続けている鈴之助。その頃、江戸では、火の山から生まれた不死身の鉄人を利用して江戸の町を混乱させようとするどくろ団一味の陰謀が着々と進んでいた。それを知った鈴之助はどくろ団一味を倒すために江戸に舞い戻り、立ち向かっていくが...

この2作品は、それぞれ独立した物語であるため、これまでの梅若正二主演の7作品を知らなくても、十分に楽しむことが出来る作品である。しかも、時間が1時間ということで、時間的にもとても見やすい。ただ、白黒作品に戻ってしまったことがちょっぴり残念なところである。(カラーのシリーズ作品が無ければ、白黒作品も良いのだが、カラー作品があると、どうしても思ってしまう...)

本作が公開された1958年は、TVでは国産初となるヒーロー作品の「月光仮面」が生まれた年であるが、少年向けのヒーローといえばやはり映画の時代であった。そして時代は一気にTVの時代へと変わっていくことになるが、古き良き時代の作品ということで、昭和30年代のテイストを味わうのもまたいいものです。

 

赤胴鈴之助 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/12/20
  • メディア: DVD

↓単品(但し、ビデオです)

赤胴鈴之助 黒雲谷の雷人

  • 出版社/メーカー: 大映
  • 発売日: 1998/11/13
  • メディア: ビデオ

赤胴鈴之助 どくろ団退治

  • 出版社/メーカー: 大映
  • 発売日: 1998/11/13
  • メディア: ビデオ

↓原作漫画

赤胴鈴之助 [少年向け:コミックセット]

  • 作者: 武内つなよし
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • メディア: コミック
テレビアニメ スーパーヒストリー 7「赤胴鈴之助」~「バビル2世」

テレビアニメ スーパーヒストリー 7「赤胴鈴之助」~「バビル2世」

  • アーティスト: テレビ主題歌, 東京城北少年少女合唱団, ヴォーカル・ショップ, 十田敬三, コロムビアゆりかご会, 子門真人
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/10/21
  • メディア: CD


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