ケータイ刑事銭形雷10話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書いている「[裏ネタ編]」。早いもので、話数も二桁に乗り、今回の物語は第10話「昆虫大パニック!? ~恐怖の殺人蚊殺人事件」です。この物語は前回と同一ゲストであるが、全く別の物語である。(ネタとして一つだけ前回を思い出させる所がありますが...)前回が「怪物」キャラを元にした物語であったが、今回は(一応)普通の人間のキャラということになっているが、登場人物の名前(苗字)に全て動物の名前が入っている(しかも、「桃太郎」を意識している)ということで、今回はゲスト・キャラクターの名前について述べることにする。
尚、物語(内容)については、過去に記した記事の方をご覧下さい。BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「ケー刑事」においては登場人物の名前までも非常に凝っていて、いくつかのパターンがある。ストレートなのは、スタッフの名前をそのまま使う場合であり、丹羽Pをはじめ、何人かの監督、脚本家、スタッフ、関係者が実名で登場している。(丹羽P(「零・1st.5話」)や脚本の林先生(「舞・7話」)は殺されていますし...)。そして、スタッフの名前をちょっとだけいじったものにする場合も多く、これらは「ケー刑事・ワールド」をご存知の方であれば思わず頷いてしまうものである。(逆に、「ケー刑事」の初心者の方には「何のこっちゃ?」ということで分からないままスルーしてしまうでしょうが... →「分かる人だけ分かれば良い」というスタンスの「ケー刑事」ですから、分かろうとするにはそれなりの努力をしなければなりません。)
「ケー刑事」では色々な作品のパロディということで他の作品をネタとする場合が多いが、その場合は元ネタとなる作品の関係者や登場人物の名前をいじって付けることも行われている。(このパターンの物語だと、ケー刑事」初心者の方でも比較的分かりやすいでしょうね。)但し、元ネタ作品の登場人物だったらば分かりやすいが、元ネタ作品のスタッフの名前を使われると、少し難易度が上がり、「雷・2nd.3話」のように、40年も昔の作品を元ネタにするようになると、非常に難易度が高くなることもある。
で、今回の物語では、元ネタとなる作品は無いが、登場人物の名前は「桃太郎」に登場する動物の名前を入れるという凝りようを見せている。(雉山博士、犬川、猿谷)→レベルとしたら高くないが、ある特定のテーマに沿った名前の付け方であり、これは何度も行われている。テーマに気づけば誰にでも分かりやすいということになり、今回の物語はその典型的な一例となる。
ところで、動物の名前を登場人物の名前にした物語は、これまでにも何回かあった。その中でも面白かったのが、「愛・15話」で、五代さんのかつての相棒の名前が猫田、犬飼、牛丸というものであった。そして「泪・1st.6話」ではそれが一段と徹底していて、被害者が熊谷、容疑者となったのが牛沢、鮭山、犬飼、しかも人物としては物語には出てこないが、事件現場となった会社のホワイトボードにある社員の名前にも全て動物の名前が全て入っているという凝りようであった。(犬飼、鷹見沢、鷲沼、鳥野、猿山、牛沢、猿谷、鮫島、亀井、羊飼、亀田、馬場、馬見塚、鳥山、海老名、鶴川、大虎)。また、「舞・3話」では、Mr.ロバに乾虎子、犬飼、「泪・1st.5話」では3人に全て「亀」という字が入っている名前というものもありました。
ところで、「犬飼」という苗字の人物の登場が多いが、今回の物語では「犬川」ということで「犬飼」ではありませんでしたが、動物ではない方の漢字に注目すると「山、川、谷」ということで、自然にあるもので統一されている。また、「桃太郎」の物語にも一応出てきますね。(ということで、色々と拘っています。)
他の回のゲストキャラの名前についても再確認してみるのもまた面白いですよ。
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↓誰でもご存知でしょうが、一応...
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