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先生道#3[Final] [ドラマ]

全15話の「先生道」の最終回となる3回目が放送されたので、それを記します。今回放送されたのは、11話から15話の5本でした。それにしても、5本もあればやっぱりバラエティに富んだ内容となりますね。それでは順番に、簡単に述べることにします。

第11話「原子力先生
「西暦20XX年、…」というナレーションから始まり、ジャイアントロボを思わせる頭の男が水を張った水槽に顔を付けている。で、'70'sアニメ風の主題歌が流れる。ということで、あらゆる病気を粉砕するという原子力先生の登場!ある病院に怪我をしたヤクザがやってくる。で、診察室に通されると、診察室にいたのは大作という少年で、ボタンがあって、それを押させる。で、部屋にあった段ボール箱の中から原子力先生が現れた。で、大作が原子力先生に色々と指示を出すが、原子力先生は自爆ボタンを押してしまって...

次回予告として、患者としてやってきたやくざが医者になった『893(やくざ)先生』に乞うご期待!!というお遊び精神が楽しいところです。(「先生道2」があれば作られる?)

第12話「噂のカルメン先生
ある商店街をフラメンコを踊りながら通学している中学の数学教師・軽沢綿子(かるさわ・めんこ)。生徒たちは「カルメン先生」と読んでいた。今日も遅刻確実な綿子の前に、生活指導の家元子(いえ・もとこ)が三人の男たちを引き連れて現れた。三人の男たちは以前に綿子に捨てられた男たちであり、元子は三人を世界の格闘技王国に行かせて殺人マシーンとして育て上げた。で、順番に綿子に戦いを挑むが、女格闘家・フラメンコ綿子の前にあっさりと敗退。で、元子が綿子に挑む...

綿子が関西弁を使うところが味噌である物語。綿子と元子の対決シーンで思い出したのは、「必殺仕事人Ⅴ」の花屋の(綿子)と「必殺仕事人Ⅴ激闘編」の助っ人仕事人の(元子)の殺し技でした。

第13話「ひとりっ子先生
彼女を部屋に連れ込んだ山田達郎。風呂から大学のゼミで一番可愛い・花園カオリの声がする。で、鼻の下を伸ばしていた達郎だったが、なんと、大学の池田山先生が母親と共にやってきて、部屋に上がり込んでいた。で、先週末期限のレポートがまだ提出されていないということをネタにして、レポートの件を見逃す代わりに、池田山の力になり、彼の筆卸に協力しろと迫る。就職も内定しているが、卒業単位ギリギリの達郎だったが、これをきっぱりと断り、「脅迫だ」としてぶちまけようとする。が、押し入れから池田山の父が現れる。彼は山田が内定を貰っていた会社の人事部長であり、池田山の筆卸に協力するか、就職を不意にするかの二者択一を迫る...

ドタバタ・コメディとしたら、丸く収まる結末だったが、これはキャラクタによる勝利と言った所の作品でした。

第14話「大霊界先生 タンバ俺も男だ
あるお寺の本堂で講義をする大霊界先生・山内(鴨下佳昌)は霊界と通信できるというので寺を借している、とお寺の奥さんに迫られ、霊界にいる夫と通信させろと言うが、それが出来ない。で、それが出来ないのならば出て行け、と、追い打ちをかけられる。で、外に出て庭を散歩している山内は、ひっくり返った亀を見つけ、拾いあげて池に逃がしてやる。で、森に向かって首を吊ろうとする。その時、かわいい少女・小枝子が「霊界先生が死んだらおかしいよ」と止めに入る。小枝子は霊感があり、「霊感天使で~す」と言うと、山内を連れて寺に。で、奥さんの要求を果たす。(が、夫と通信して求めていた情報を得た途端、車に轢かれちゃって...)それから山内は霊感天使を使って金儲けをするようになり、南ネシア共和国の国家予算を左右するという山下財宝の秘密に手を染めてしまう。で、南ネシア共和国の男に命を狙われる羽目になってしまう...

故・丹波哲郎氏の名前を使ったアイデアの作品であるが、途中に出てきた亀は「ケータイ刑事THE MOVIE」でちゃんが手にした亀のようでした...

第15話「ドキュメント戸田先生 ~陰謀のセレモニー
アルバイトであるイベントの撮影を行っていると、そこで戸田らしき男と遭遇した豊島。その男は戸塚と呼ばれ、表彰されることになったが...

この物語は「スパイ道」の「ドキュメント・スパイ戸田 ~消えた女を追え」の続編である。(それを知らなくてもそれなりに楽しめるが、知っていればより物語を楽しめます。)映画監督・豊島圭介のドキュメンタリー・タッチで綴られる。それにしても、こんな所に「スパイ道」から続く物語が登場するとは思いませんでした。

最後の1本は別としても、本当に色んな先生がいるものですね。更に16話からの制作(「先生道2」)を作ってもらいたい所です。考えたら「先生」と呼ばれる人というのは「学校の先生」以外にもたくさんいますからね。

また、最後の1本については、やはり「スパイ道」の方で更なる続きを見たい所です。ということで「スパイ道3」の方も制作して下さい!

1話5分というショートドラマであるが、テンポも良く、ネタの使い方も上手く、なかなか面白いのだが、「佐藤四姉妹」「スパイ道」「スパイ道2」には必ずあった傑出した1本という作品がなかったのが「先生道」でした。(早い話、みんな粒ぞろいで、平均点もそれなりに高いが、標準偏差も殆ど無いというものでした。)→やっぱり、佐藤二朗さんに監督・脚本をやらせた1本を加えて、全20話にするべきだったと思います。でも、十分楽しめる事が出来る水準には達していたので、合格です。

 

 ↓DVD化されているショートフィルム道の作品は、「怪談新耳袋」とこれぐらい...

佐藤四姉妹 白版

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佐藤四姉妹 赤版

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