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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その10) [ケータイ刑事]

遂にこの連載も二桁に乗りました。主役の銭形/ボンドではなくて脇役にスポットを当てても既に今回が4回目となるが、今回は前回の続きと言うことで、他部門の同僚のPART 2です。主人公の銭形/ボンドは国家をバックにした組織(警視庁/MI-6)に所属しているが、組織である以上、様々な部署が存在し、それぞれが専門的な能力を発揮して任務を遂行している。前回はその中でも繋がりが深い部署として鑑識/Qについて述べたが、今回はそれ以外の部署として、他の部署について述べる。が、実はこの「他の部署」というのは厄介な所がある。というのは、作品中にあんまり登場していないのである。(結局、「あまり登場しない」という消極的事項が共通点ということになっちゃう...→こういうことを共通点と記してしまうのも、両作が人類の残した偉大な文化遺産の領域に達しているので、よろしいかと...)

で、他部署ということで、どうてう部署があるのかだが、あくまでも劇中に登場した部署ということで述べる。(例えば総務部などはあって当然だが、どういう関係があるのかとなると、よく分かりませんからね...)

007:登場する他部署の人物としては、国防大臣、幕僚長、海軍第一軍事委員などの要人や、ジャマイカ、トルコ、ユーゴスラビア、中南米、バハマ、チューリッヒ、ミラノ、インド、ベルリン、ウィーンなどの世界各地の支局員がいる。政府の要人としては、サッチャー首相(演じたのはそっくりさん)が登場するということもあったが、いずれもがゲストという扱いである。政府要人は問題が起こり、困惑し、MI-6に色々と指示を出すというものが殆どであった。また、支局員は任務に当たるボンドのサポートを行う、という役割であった。

尚、上司・Mの秘書のミス・マネーペニーは、秘書課に属するか、Mに直属しているのか、ということを考えると、秘書課というものの存在も否定できないが、ボンドが彼女と接するのはMに呼ばれた時というのが基本であるので、他の部署という扱いは行わないことにする。

ケータイ刑事:他の部署と言えば、公安部の佐藤公安警部補と、アナウンス部の小林麻耶巡査が登場した程度である。また、「・2nd.25話」に警視庁チケット課が、「・2nd.12話」では総務課長が殺されるということがありましたが、殆ど蚊帳の外という状態である。そんな中、孤軍奮闘したのが佐藤公安警部補であり、「」では何だかんだと言ってちゃんを助ける活躍がありました。→「・2nd.22話」の活躍ぶりは、「007」の支局員がそれなりの活躍をするのと同様の活躍をしたが、そういう支局員は必ず敵の手に落ちて殉職というのが「007」のパターンなのだが、それを踏襲しているかと思わせてそうはならなかった公安さんでした。

この部門では「共通点」というのは「無い」と行っても良いのだが、そこを力業で理屈を付けるのが「ケー刑事魂」なので(なんのこっちゃ?)、無理矢理共通点を記す。(佐藤公安警部補の活躍を讃えたいということでもあります。)主役を支える協力者として活動する人物がいて、(結果は異なるが)命がけで協力を行う、という所である。(いや~ぁ、本当に無理矢理ですね~、と閣下の口調でツッコミし放題ですが...)ただ、ボンドに協力した支局員は敵の手に落ちて死んでしまう(殉職)が、一度きりの登場のキャラクターということを考えたら、華がある散り方と考えることが出来る。一方、ケータイ刑事(佐藤公安警部補)では死なないというのは、「殉職」という刑事ドラマの大きな見せ場を使うと、あのジローさんだったら主役を食ってしまう可能性があり、やはり主役の銭形華を持たせたい、という考えではないかと推測したい。または、軽々しく「殉職」を描いてしまうと、それでなくてもほぼ毎回のように殺人事件が起こっているだけに、「人の死」を軽視しないという考えがあるためではないかと推測したい。これは「部長刑事」という40年以上続いた刑事ドラマでも派手なアクションが全くなかったが、そういう派手なものに頼らなくても、しっかりとした見せ場(「ケータイ刑事」は謎解きと逮捕時の口上、「部長刑事」では人情)を用意しているからできることでもある。

この部門における相違点は、登場したキャラクター少ないと言うこともあるので、違っていて当たり前という考えとして、記すことは止めておく。

今回は、「ケータイ刑事」の事件において時々ある「力業」で無理矢理「類似点」を引っ張り出したが、はっきり言ってこの部分は脇役、ゲスト・キャラが所属する部署であるだけに、力業とは言っても「類似点」があったこと自体が驚くべきことになります。

次回は、前回先送りした「同じ部署の同僚」の予定です。(まだまだ連載は続きます。)

 

↓今回は「佐藤公安警部補」の登場する物語が収録されているものを...

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

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↓支局員の活躍と言えば、これらの作品でしょう...

007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション

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007 サンダーボール作戦 アルティメット・エディション

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007 黄金銃を持つ男 アルティメット・エディション

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
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007 オクトパシー アルティメット・エディション

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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