「ヅラ刑事」 [映画(邦画)]
表題の作品は「美絵素四姉妹」の4分バージョンの2nd.(=7/11以降に放送されたもの)の中で紹介されていた番組であり、それが8/1の夜に放送されたと言うことで今回述べることにする。(あれだけ「美絵素四姉妹」を見てきたのだから、そこで紹介された番組を何かは見ないと...(「銭形海」と「ベストヒットUSA」は毎回見ていますが...))
この作品は2006年制作の作品であり、「いかレスラー」「コアラ課長」を放った叶井俊太郎企画+河崎実監督コンビの作品である。B級作品らしい、エネルギッシュに溢れたギャグが面白いナンセンス刑事ドラマである。(一応、「刑事アクション」と謳っていますが...)
作品データを記しておくと、時間は80分、企画は叶井俊太郎、監修に実相寺昭雄の名前がある。監督は河崎実、脚本は中野貴雄と河崎実、撮影は須賀隆、音楽は石井雅子である。そして出演は、モト冬樹、イジリー岡田、ウガンダ・トラ、なべやかん、浜田道彦、桐島優介、橋本まい、江口ひろみ、中野英雄、ドクター・中松たちであり、飯島愛が友情出演、さとう珠緒が特別出演している。
「ウルトラマンネクサス」の桐島優介、「幻星神ジャスティライザー」の江口ひろみが出演しているという所は特撮ファンにとっては馴染みのある顔ぶれであるのだが、あまり活躍の場がないネクサスと、アフター・特撮ヒロインを演じた後からあまり間がない時には演じて貰いたくないキャラを演じる澪というのは...
物語は、原子力発電所の核燃料が謎のテロリスト集団に強奪された。核爆弾を完成させたそのテロリスト集団は、東京都民全員の命と引き替えに50億円の身代金を要求してきた。(都民1000万人が50億円って、1人500円になるが、あまりにも小額すぎない?)この事件に立ち向かうのは警視庁花曲署捜査一課の精鋭たちだった...
ツッコミ所満載の上に、主人公・源田初男の身につけているカツラは生きているなど、細かいネタがたくさん仕込まれているのはB級作品らしいところである。
「ウルトラセブン」のアイスラッガーが元ネタの必殺技モト・ヅラッガーと、映画「太陽を盗んだ男」がベースにあるということは誰でも直ぐに気がつくが、映画「スペースボール」でも使われたデカチン刑事の技というのは家付こうマニアックな所でもある。
何も考えずに楽しむ(時にはこういう時間も必要である。)のには持ってこいの作品でした。(下手なヒーロー映画よりはずっと楽しめる作品である。)
尚、8/14の20:55~ のシネマクラッシュ(BS-JAPAN)には、叶井+河崎コンビの「コアラ課長」が放送されますが、この日はBS-iシネジャパンが「怪談新耳袋 ~ノブヒロさん」を放送するので、完全に被ります...
↓一応元ネタということで...
↓こちらも一応...
幻星神 ジャスティライザー DVD-BOX 1 (初回限定生産)
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