ケータイ刑事銭形海5話(感想)+6話予告 [ケータイ刑事]
「ケータイ刑事 銭形海」は二段構成で記しているが、まずは第5話の簡単な感想と次回予告についてです。今回は第5話「本家VS元祖、女将の戦い! ~フグ毒殺人事件」という物語である。今回は「ケータイ刑事」シリーズで最多登板の佐々木浩久監督がちらっと出演し、奥方であり「ケー刑事」でもすっかりお馴染みの滝本ゆにさんと共演というのも貴重な所ですし、「イタコ刑事」(零・2nd.5話)、「マジックやえこ」(雷・1st.20話)でもお馴染みの中原翔子さんと、「舞・5話」以来の登場となる浅野麻衣子さんも登場ということで、お馴染みの顔ぶれが集まった物語でした。そして、「超光戦士シャンゼリオン」で速水を演じた相澤一成さんも出ていました。
今回の事件は、今までの事件とは違って、初めて港区赤坂のタモンビーチ以外の場所で起こった事件でした。(流石に私有地ばかりであっても、殺人事件が頻発するタモンビーチは立入禁止としたのでしょうかねぇ??)が、港区赤坂での事件と言うことで、やはり港区赤坂は事件多発地帯です。また、これまでは事件の通報があってから「現場に急行せよ」ということで現場に行った海ちゃんでしたが、今回はそういうことではなく、出掛けた先で事件が起こったというもので、これは「ケータイ刑事」においては珍しい部類でした。(が、皆無ではない。)
そんな中、今回は泪ちゃんネタを中心に歴代銭形ネタが多数登場するなど、楽しい物語でした。泪ちゃんネタが中心となるのは、やはり現在の「ケータイ刑事」の基礎は「銭形泪」だからだと思いますが、「シリアス路線」から少し脱却し始めたような物語でもありました。これで高村さんが「バーボン刑事のテーマ」のテーマを歌えば、その時点で方向転換は確実でしょうね。それでは今回の物語の感想へ行きます。(内容を追っていく方は、火曜の一番にUPする予定です。)
今回の物語で一番強く感じたのは、「五代さん!カンバ~ック!!」ということである。高村さんでも悪くないのだが、今回の物語のネタは高村さん(岡野さんも含む)ではなくて絶対に五代さんでやるべきネタだったと思いました。→五代さんでこのネタをやれば「愛・11話」の(部分的な)再現となったのですけどね。(が、それ以外はやっぱり五代さんよりも高村さんがピッタリでした。)
冒頭の海ちゃんと高村さんのコントは、泪ちゃんネタが登場したのだが、やっぱり高村さんの相棒は泪ちゃんが一番である(と筆者は思っている)だけに、「雷・2nd.」に続いて高村さんはまたも色々と泪ちゃんネタを披露してくれそうです。しかも海ちゃんは泪ちゃんと同じ次女で緑リボンだし、夏服姿の髪型は泪ちゃんに準じていますし...
高村さんの「レディをエスコート」という発言に自分のことだと思う海ちゃん。が、それが違うと分かると「うぇ~ん、酷い...」と完全に泪ちゃんになっている海ちゃん。が、高村さんは「嘘泣きダメよ。君の従姉妹のせいで、もう免疫出来ているんだから」と言って一蹴すると、今度は頬を膨らませる海ちゃんは、零ちゃんになっていました。(で、フグの真似をする海ちゃんの百面相は歴代銭形みんながやっていましたね。)
また、高村さんが食事券をもらって、という所は「雷・2nd.11話」の怪人3面相の話を思い出させてくれました。
「鉄砲フグ」の本家と元祖の店の対立、女将対決というのは、色々な物語があるが、劇中で海ちゃんが口にした「どっちの厨房でショー」もまた某料理番組のパロディでもある。また、元禄3年(=1690年)創業に、元禄2年(=1689年)創業ということから、徳川吉宗に水戸光圀のネタ(海ちゃんはあっさりとツッコミを入れて見破ってましたが...)まで出てくるのだから、今回はとても「シリアス路線」とは思えませんでした。(海ちゃんが真面目に突っ込んで、「パロディ」に走るのを防いでいましたね。)
本家の愛ちゃんや泪ちゃんは「TVに出たい!」と言って色々とありました(「愛・13話」「泪・2nd.12話」)が、海ちゃんはいつの間にかTVに出ることになったものの、はしゃぐ所が無く落ち着いていましたが、本当に真面目な海ちゃんですね。(撮影内のノリも半歩遅れている所が海ちゃんらしい所でもありました。)
で、料理番組の取材で、ということになったら「愛・11話」と「食いしん坊万歳」ということで、この部分だけはやっぱり五代さんだと思うんですけど...
また、捜査の過程で「塩分が...」と言っていた海ちゃんですが、この部分では「愛・23話」の自然食品研究家・柳沢教授の「ヘルシー、メルシー、ケンコー一番!」が思い出されました。が、言葉からしっかりとヒントを得る所は変わっていませんでした。
海ちゃんが白衣で登場して説明する所、高村さんが「銭形教授」と言った所は「雷・1st.1話」で岡野さんが雷ちゃんにやはり「銭形教授」と言っていましたが、その再現ですね。が、メガネに白衣と言ったら「泪・2nd.2話」や「M1」で泪ちゃんがやった「教えて!泪先生」の再現と言った方がいいですね。(ということなので、今回は「教えて!海先生」ということにしておきます。)で、そこの説明でイラストを使っていたが、「画・銭形海」としっかりと書いているなんて、結構細かい海ちゃんです。(一応、著作権を主張しようという考えが海ちゃんにあるのでしょうかねぇ?)でも、これも泪ちゃんがホワイトボードに書いた事件関係者の名前の動物のイラスト(「泪・1st.6話」)を思い出しました。
今回のトリックは、ちょっと化学(毒)に関する知識が必要なトリックでした。ということで、やっぱり色々と勉強が出来る「ケータイ刑事」ですね。
ただ、尺の関係もあるのでしょうが、口上から逮捕までの部分はもう少し欲しい所でした。(まあ、力業で、その後高村さんが補足的に語っていましたが...)
次回第6話の物語は「生きていた恐竜!? ~未確認生物殺人事件」である。このタイトルから思い浮かぶのは、「泪・2nd.25話」のメッシー、「雷・1st.24話」のキョの三宝である。こういう所だけだと、高村さんが登場の「泪・2nd.」「零・1st.」「雷・2nd.」の延長線上に来るような感じです。ゲストには「零・1st.9話」に出演していた岡本信人さんのようでした。次回予告を見た範囲では、「恐竜」「UFO」(この単語が出ると、やっぱり柴田太郎さんが...)という言葉が出てきていましたし、完全に「シリアス路線」から脱却したような風に受け取れたのですが、どうなんでしょうか?(丹羽Pが「銭形海はシリアス路線で行く」と言っていましたが、高村さんが登場している限り、それが持続するとは到底考えられないと思っていたら、予想通りになってきましたし...)
途中の海ちゃんCMは、前回予想したように、月が変わったということからでしょうか、第3のものが登場しました。一応「おさいふケータイ編」と言ったところでしょうか。(が、AパートとBパートの間にあっただけで、本編終了と次回予告の間には有りませんでした。)ということで、今月はこの第3のバージョンで突き進むのか、もう1本ぐらい新しいものがあるのか、どちらでしょうか?(9月になったら新バージョンになるが、今月はこれで走るような気がしますが...)
PS.先週は「銭形海」の前に「先生道」があり、先々週は「先生道」と再放送の「怪談新耳袋」があったものの、今週はそれらが全くないということで、随分と楽な土曜の夜でした。来週は22:30~22:54に「怪談新耳袋」の再放送があります。(5th.の2回目に放送された5本の中からの4本ということで、通し話数の9話からの放送ではありません。)
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