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「宮本武蔵」(その2) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローの第7弾「宮本武蔵」の2回目は、'50年代の東宝の三部作の第2作である。この作品から、武蔵の宿命のライバルである佐々木小次郎が登場するということで、いよいよ武蔵という雰囲気が漂ってくれる。その佐々木小次郎を演じているのが鶴田浩二であり、三船敏郎が演じる武蔵に立ちはだかる所は圧巻である。

それでは、シリーズ第2弾の「続・宮本武蔵 一乗寺の決闘」です。

作品データを記しておくと、1955年の東宝作品で、時間は103分である。原作は吉川英治、劇化は北条秀司、監督は稲垣浩、脚本は稲垣浩と若尾徳平の2人、撮影は安本淳、音楽は團伊玖磨である。そして出演は、三船敏郎、鶴田浩二、堺左千夫、平田昭彦、藤木悠、加東大介、東野英治郎、尾上九朗右衛門、御橋公、高堂国典、田武謙三、飯田健人、西条悦郎、田島義文、稲葉義男、鉄一郎、浜田寅彦、山本廉、久世龍、桜井巨郎、松尾文人、緒方燐作、谷晃、牧壮吉、八千草薫、岡田茉莉子、水戸光子、木暮実千代、滝花久子、近藤圭子、北川町子、三好栄子、たちである。

物語は、前作の続編であり、数々の決闘を繰り返す武蔵が描かれている。鎖鎌の達人・宍戸梅軒との決闘に勝利した宮本武蔵は京への道を進んでいく。京に入った武蔵だったが、今度は吉岡道場の一味が現われ、斬り合いに。(ここで、その様子を眺めている佐々木小次郎が登場となる。)更には吉岡伝七郎が武蔵を斬ろうとして現れ、そして清十郎との対決(一乗寺の決闘)へ。

次々と決闘を行う武蔵ということで、見る方とすれば嬉しいのだが、繰り返される決闘が恒例のように出てくるとなると、ちょっと食傷気味になってしまう所がある。が、次作の巌流島での小次郎との決闘の前振りと考えれば、これはこれで良いのかも...

ちょっとうんざりする展開もあるが、本作を1本として捉えるのではなく、あくまでも武蔵のメインイベントである次の巌流島に向けた前座と思ったらいい作品である。(が、三船敏郎は実にカッコイイ!ということで、しびれます。)

 

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