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「野獣死すべし」 [映画(邦画)]

表題の作品は1980年の角川映画である。これもWOWOWの角川映画特集でON AIRされた作品の1つである。この作品は、大藪晴彦原作のハードボイルド小説の映画化作品であって、1959年に仲代達矢主演、須川栄三監督で映画化されたもののリメイクである。(1997年には、木村一八主演、廣西眞人監督で再度リメイクされている。)が、3本ある「野獣死すべし」の映画の中では最も評価が高いのが本作である。

作品データを記しておくと、原作は大藪春彦、監督は村川透、脚本は丸山昇一、撮影は仙元誠三、美術は今村力、音楽はたかしまあきひこである。そして出演は、松田優作、小林麻美、室田日出男、根岸季衣、風間杜夫、岩城滉一、泉谷しげる、前野曜子、佐藤慶、青木義朗、鹿賀丈史、山西道広、安岡力也、トビー・門口、たちである。(角川春樹もちょい役でちらっと出演している所は角川映画である。)

通信社のカメラマンとして世界の戦場を渡り歩いてきた伊達邦彦は、帰国して退社し、翻訳の仕事をしていて、優雅な生活をしていた。が、警視庁の警部補殺人事件(拳銃強奪も行われる)の容疑者として警察にマークされることになる。が、警察の尾行を物ともせずに伊達は優雅な生活を続ける。ある日、伊達は大学の同窓会に出席して、自分と同じ野獣の血を感じた真田を仲間にして、銀行襲撃を企んだ...

何と言っても松田優作の迫力ある演技に尽きる。そのは苦心の演技を見るだけでも本作の価値はある。(というか、松田優作の狂気世界を見るための作品であって、他は全て松田優作を見せるためのつまみといった感じである。)じっくりと松田優作に酔いしれましょう!

尚、本作はサントラ盤も一緒に楽しむと、松田優作に一段と惚れ込みます。こちらもしっかりと聴きましょう。で、サントラ盤の収録曲を以下に記しておく。(収録曲は全11曲)『野獣死すべしのテーマ』『ピアノ協奏曲第一番 第一楽章』『優雅なる野獣』『ピアノ協奏曲第一番 第二楽章』『凶銃ワルサーP38』『ウォーリアーズ』『野獣死すべしのテーマ』『蒼き海の伝説』『トーキョー・マシーン』『ピアノ協奏曲第一番 第三楽章』『青春は屍を越えて』。

 

野獣死すべし

野獣死すべし

  • 出版社/メーカー: 角川ヘラルド映画
  • 発売日: 2006/10/20
  • メディア: DVD

↓サントラ盤

野獣死すべし

野獣死すべし

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1996/10/19
  • メディア: CD

↓こちらは1959年の仲代達矢主演作品です。

野獣死すべし

野獣死すべし

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2006/07/28
  • メディア: DVD


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