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EARTH WIND & FIRE『FACES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1980年に発表された彼らの11枚目のアルバムである。本アルバムは2枚組(当然LPです。)として発表されたが、収録時間は60分を辛うじて越えた所ということで、収録時間が短いということで「不景気アルバム」とも言われたアルバムである。(現在は1枚もののCDとなっているため、当時のアルバムとしたら時間が長いと感じられるが、2枚組だったことを思い出して貰いたいところである。)多彩なゲストを迎えて、彼らの独特のファンキーなサウンドの集大成といった感じのアルバムである。Billboardの年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていないが、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録している。

収録曲は以下の全15曲である。『Let Me Talk』『Turn It Into Something Good』『Pride』『You』『Sparkle』『Back On The Road』『Song In My Heart』『You Went Away』『And Love Goes On』『Sailaway』『Take It To The Sky』『Win Or Lose』『Share Your Love』『In Time』『Faces』。

この中からは2曲のシングル・ヒットが生まれているが、'70's終盤の波に乗っていた頃と比べると、今ひとつという感じのヒットであったが、それでもBillboardのTOP 50入りを果たした。『You』が最高位48位、『Let Me Talk』が最高位44位を記録しているが、いずれも年間シングル・チャートではTOP 100にはランクインしていない。尚、『Back On The Road』はイギリスのみでシングル・カットされたが、最高位は63位ということで、EW & Fの神通力も衰えを感じさせることになり、路線修正に繋がることになった。

が、ノリが良く、シンセサイザーにホーン・セクション、ギター、リズム、コーラスのいずれも水準を保ったものである。ビッグ・ヒットとなったシングル曲が無いものの、彼らの'70'sグルーブの総決算と言ったノリであって、身体が自然と動かされることになる。扱いの点ではちょっと不遇な目にあっているアルバムであるが、忘れずに履いておきたいアルバムである。

 

Faces

Faces

  • アーティスト: Wind & Fire Earth
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 1997/01/20
  • メディア: CD


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