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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その13) [ケータイ刑事]

今回は、「他の組織の協力者」の番外編という形で、「他の組織」の協力者でもあり、ライバルでもあるキャラクターについてです。(「007」に関しては、前回述べたことと一部で重複することがあります。)尚、「ライバル」と言う言葉を「競争者/競争相手」と言う意味で捉えるか、「好敵手」と言う意味で捉えるかによって、キャラクターの捉え方に影響があるが、両作とも主人公に対する「ライバル」と呼べるような立ち位置のキャラクターは殆どいないので、深く考える必要はないだろう。そんな中、ちょっと面白いキャラクターがいるので、今回はそのキャラを対比させ、これまた不思議な類似点があるので、それを述べる。

007:「私を愛したスパイ」に登場したアニア・アマソワ少佐は、任務の上で英ソ共同戦線を張ることになったため、ボンドと行動を共にするパートナーという形になった。しかし、共同戦線を張る前は、同じターゲットを狙う違う組織の競争相手という立場であり、アニアは一人でその任務を遂行していた。共同戦線を張ることになり、パートナーとして行動を共にするようになった後、任務の途中でアニアの恋人がボンドに殺されたということが分かると、アニアは任務は一緒に行動するが、それが終わったら彼の復讐のためにボンドを消すと決意してその後の任務に当たった。(この辺りはプロらしい割り切りである。)→任務終了後、ボンドのペースに乗せられてベッドインし、そこを発見されたことで、彼の復讐を果たすことはできませんでしたが...

ケータイ刑事:多摩川ドイル、「」「」「」「」に登場。東京地方検察局の検事正である。(但し、「」の時は他と少し違っているので、「」「」「」における多摩川ドイルとして述べる。)事件に対しては、犯人を検挙するのが警察(銭形)で、その犯人に法の裁きを受けさせるというのが検事(ドイル)の役割であるので、事件に対しては違った役割を担っている。しかしこれは見方を変えれば、1つの事件(犯人)に対して協力して対処するという位置づけになる。一方、ドイルくんは警察を完全に信用していなくて、自らしゃしゃり出て、一人で捜査をするので、「事件の真実を確かめる(=犯人を挙げる)」ということでは銭形の前に立ち塞がる競争相手ということも出来る。(当然、銭形とは違う組織に属している。)

事件に遭遇して、検察自ら事件の解明に乗り出すが、この部分では「犯人を挙げる」という目的に対して、銭形と競っているので、この時点のドイルは「他の組織に属する競争相手」ということになるが、銭形が犯人を挙げると、「後はよろしくお願いします」と銭形から託される。(当然、犯人を裁くということにおいてである。が、犯人逮捕後の公判は「ケータイ刑事」では全く描かれていませんが...)よって、「事件の犯人を法によって裁く」という任務(ちょっと大袈裟ですが...)においては、役割分担をした協力者ということもできる。で、この時に「」「」においては、ドイルは銭形に好意を持った。ドイルは小学生、銭形は高校生なので、まだ「恋」に発展するということはなかったが、将来、そういう関係に発展する可能性は否定できない。(但し、銭形はドイルを嫌っていたので、将来の可能性も極めて低い(0.00000028%というところでしょうか???)でしょうが...)

こうして見ると、アニア・アマソワ少佐多摩川ドイルは、性別の違い、設定年齢の違い(大人と子供)があるものの、キャラクターとしたら実は同じようなキャラクターであることが分かる。(つまり類似点である。)実際、アニアもドイルも、それぞれの自分の分野においては人並み外れた能力を持っていること(これはボンドや銭形にも言えることであるが...)は言うまでもない。(でなければ、スパイ(アニア)、検事正(ドイル)にはなれない。)更に、「銭形愛」において、ゲスト・キャラとしてドイルのキャラを決める時、どう考えてもアニアのキャラ(「007」シリーズの第10作という記念作品のボンドガール)を真似たということは考えられない(何せ、1人のゲスト・キャラに過ぎないのだし...→重要なゲスト・キャラということは共通です。)のだが、そういうキャラクターが似てしまうというのは、やはり「驚くべき類似点」と言うしかない。→「傑作」における登場人物には、何種類かに分類できる決まったキャラクターが大体存在しているものなのだが、やっぱり「007」も「ケータイ刑事」も「傑作シリーズ」であるという証でもある。

一方、相違点は、性別、年齢層、更には家系は全く違うので、いくらでもあるので、これ以上記すことはしないでおく。

今回は、「ケータイ刑事」において複数回登場した人気キャラクターの一人として多摩川ドイルを取り上げたが、実は、「ケータイ刑事」において複数回登場したキャラクターの中には、「007」でのゲスト・キャラクターに通じる(類似する)キャラクターが他にもいる。ということで、次回はそれを取り上げる予定である。但し、「ケータイ刑事」シリーズに複数回登場したキャラという条件を付けることにする。(この連載も、次回からは第2クールに突入です。いつまで続くのでしょうか???)

 

↓多摩川ドイル登場の物語が含まれているもの

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