GEORGE HARRISON『CLOUD NINE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表されたジョージの11枚目のアルバムである。前作「GONE TROPPO」から5年ぶりのアルバムとなったが、この5年の間に出会ったELOのジェフ・リンとの共同プロデュースで甦り、久しぶりに全米でもTOP 10入りをする大ヒットを記録した。Billboardのアルバム・チャートで最高位8位、1988年の年間アルバム・チャートで31位にランクインしている。（イギリスでも最高位10位と、こちらも久しぶりのTOP 10にランクインした。）
収録曲は以下の全11曲である。『Cloud 9』『That's What It Takes』『Fish On The Sand』『Just For Today』『This Is Love』『When We Was Fab』『Devil's Radio』『Someplace Else』『Wreck Of The Hesperus』『Breath Away From Heaven』『Got My Mind Set On You』。
この中からは『Got My Mind Set On You』が全米No.1ヒット（1位を獲得したのは1週だけでした。）となり、1988年のBillboard年間シングル・チャートでも堂々の3位にランクインしている。
この中からの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーである『Cloud 9』、『That's What It Takes』『This Is Love』『When We Was Fab』、全米No.1ヒットとなった『Got My Mind Set On You』という所をピックアップしておくが、捨て曲が全く無く、最初から最後までたっぷりと聴かせてくれる。しかも、奏でられるギターの音が格好良く極まっている。
ソロとしては今ひとつという感じだったジョージであるが、やっぱりBEATLESの一人であるという実力を見せてくれたアルバムである。本アルバムは聴くべきアルバムである。
- アーティスト: George Harrison
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 2004/02/24
- メディア: CD
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